2017年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 微分積分学Ⅱ | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 齋藤 洋樹 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | L23F |
クラス | C | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
学修到達目標 | 本講義では微分積分学 I に引き続き,専門分野への応用に備えて,微分積分法の基本事項の習得を目標とする.2変数関数の極値を判定でき,重積分の計算方法の習得を目指す. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を中心とした通常の講義形式だが,時間内に随時演習を行い,レポートを提出させる. |
履修条件 | 履修条件はないが,微分積分学 I 迄の知識を仮定する. |
授業計画
第1回 | ガイダンス/教科書,参考書,単位取得に係わる説明およびこれからの授業に必要な予備知識 の説明と確認。 無限級数(無限等比級数)・関数の展開とその収束半径について学ぶ. |
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第2回 | 関数の展開(近似式):テイラー展開の公式について学び,指数関数,正弦関数,指数関数のテイラー展開を習得する. |
第3回 | マクローリン展開を具体的な関数(指数関数,正弦関数,指数関数の展開)について適用できることを目指す. |
第4回 | 不定形の極限(ロピタルの定理・平均値の定理の応用)の計算方法を習得し,曲線の長さ・重心を計算することができることを目指す. |
第5回 | 偏微分(定義と計算練習):x軸方向、y軸方向からの微分(1変数関数の微分の拡張)・計算公式を習得する. |
第6回 | 全微分と近似値:曲面を接平面で近似して得られる式・それを用いて近似値を計算する. |
第7回 | 合成関数の偏微分:1変数関数の合成関数の微分法の拡張・計算公式を導く |
第8回 | 2変数関数の極値問題(極値の必要十分条件):単独関数の極大・極小の求め方を習得する. |
第9回 | 2変数関数の条件付極値問題1(ラグランジュの未定乗数法):条件付関数の極大・極小を与える点の求め方(必要条件)を習得する. |
第10回 | 2変数関数の条件付極値問題2(縁つきヘッシアン):条件付関数の極大・極小を与える点の求め方(十分条件)を習得する. |
第11回 | 重積分と累次積分1:長方形の上の2重積分の計算法を習得する. |
第12回 | 重積分と累次積分2:曲線で囲まれた図形の上の2重積分の計算法を習得する. |
第13回 | 重積分と累次積分3:変数変換と円環上の2重積分の計算法を習得する. |
第14回 | 3重積分・体積:立体を単位体積1dxdydzの集まりと見てその体積を求める方法を習得する. |
第15回 | 平常試験及びその解説 平常試験とその解答の説明および知識の再確認をする. |
その他
教科書 |
矢野健太郎,石原繁 (編) 『微分積分 (改訂版)』 裳華房
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参考書 |
必要に応じて講義中に紹介する.
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成績評価の方法 及び基準 |
第15回に実施する平常試験の得点で評価する.その得点が合格点(60点)に達せず,しかし40点を超えている場合は不足分を小テストの得点で補填する. |
質問への対応 | |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー |
金曜 船橋 10:40 ~ 12:10 船橋校舎8号館4階845A
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学生への メッセージ |
演習を自分のペースで積極的に取り組むことを期待します.授業では取り上げない問題も、テキストを参考に取り組んでください.授業中の私語はまわりの人々への非常な迷惑になりますし、教室の雰囲気を悪化させます.大学生として分別のある人格を育ててください. |