2017年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
| 科目名 | 専門化学実験Ⅱ | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 2年 |
| 担当者 | 須川・西宮 他 | 履修期 | 前期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3・4・5 |
| 校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L33M |
| クラス | A・B | ||
| ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
| 履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
概要
| 学修到達目標 | 実験を通して,物理化学の基礎と電気化学に関する講義科目の内容を体験し,理解を深めること. |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
全体ガイダンスと安全講習はA,Bクラス共通,その後,Aクラスはa→b,Bクラスはb→aの順で行う. 各実験課題について複数人数で班を構成し,教科書にしたがって実験を行う. |
| 履修条件 | a. 電気化学:専門化学実験Iの内容(器具使用法など)と分析化学的および物理化学的な基礎知識. b. 物理化学基礎:専門化学実験Iの内容(器具使用法など)とpKa,反応熱,吸着に関する物理化学的な基礎知識. |
授業計画
| 第1回 | 全体ガイダンスと安全講習:実験の進め方を説明し,実験を行う上での安全に関する講習を行う. |
|---|---|
| 第2回 | a. 電気化学:実験講義 |
| 第3回 | a. 電気化学:電気化学的分析法の例として,水酸化ナトリウムによる酢酸の滴定を行う. |
| 第4回 | a. 電気化学:電気化学的分析法の例として,鉄(�)による過マンガン酸カリウム標準 溶液の標定を行う. |
| 第5回 | a. 電気化学:水素を電気化学的に発生させ,その水素を燃料電池として有効利用する方法を学ぶ. |
| 第6回 | a. 電気化学:太陽電池の原理を学び,試作して,効率向上を図る. |
| 第7回 | a. 電気化学:レポート作成のための計算,まとめ,考察などを行う. |
| 第8回 | a. 電気化学:習熟度調査 |
| 第9回 | b. 物理化学基礎:解離定数の測定を行う.置換フェノールのpKaを測定し,酸・塩基平衡,置換基効果について学ぶ. |
| 第10回 | b. 物理化学基礎:解離定数の測定を行う.置換フェノールのpKaを測定し,酸・塩基平衡,置換基効果について学ぶ. |
| 第11回 | b. 物理化学基礎:反応速度の測定を行う.エステルをアルカリ加水分解し,反応速度を求め,反応速度の解析について学ぶ. |
| 第12回 | b. 物理化学基礎:反応速度の測定を行う.エステルをアルカリ加水分解し,反応速度を求め,反応速度の解析について学ぶ. |
| 第13回 | b. 物理化学基礎:吸着量の測定を行う.水中の酢酸の活性炭への吸着量を定量し,Langmuir型の吸着について学ぶ. |
| 第14回 | b. 物理化学基礎:吸着量の測定を行う.水中の酢酸の活性炭への吸着量を定量し,Langmuir型の吸着について学ぶ. |
| 第15回 | b. 物理化学基礎:平常テストと解説,ディスカッション,およびレポート作成. |
その他
| 教科書 |
大月穣,青山忠,浮谷基彦,遠山岳史,松田弘幸 『理工系のための化学実験-基礎化学からバイオ・機能材料まで』 共立出版株式会社 2016年 第1版
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|---|---|
| 参考書 | |
| 成績評価の方法 及び基準 |
実験の参加状況および取り組む姿勢: 50%,実験レポート: 50%で評価する. |
| 質問への対応 | 実験時間中に随時受け付ける. |
| 研究室又は 連絡先 |
a. 電気化学:西宮伸幸(221A 無機機能材料研究室) b. 物理化学基礎:大月穣(218 超分子化学研究室) |
| オフィスアワー |
火曜 駿河台 16:30 ~ 18:30
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| 学生への メッセージ |
自分で得たデータを使って考察することは化学の現象を理解する上で重要であるため,積極的な姿勢で実験に取り組んでもらいたい.そのためにも事前に教科書を読んでくることが大切である. |