2017年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 分子生物学 | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 櫛 泰典 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 水曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L34N L35M |
クラス | A 、 B | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 分子生物学は、生命体を分子レベルで理解していこうとする研究分野である.この講議では、生命の最小単位である細胞、その構成成分の核酸とタンパク質の構造とそれらの機能を学ぶ.また、遺伝子の解析法である遺伝子工学の基礎ついても概要を理解し、説明できる. |
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授業形態及び 授業方法 |
講議形式で授業を行う.教科書を使用し,適宜プリントを配布する.レポートを課す. |
履修条件 | 基礎生命科学を復習し,十分に理解しておくこと.また,生命科学IIIを2年後期履修してから分子生物学を3年前期に履修することが望ましい.いずれにせよ両方の授業を履修する方が体系的に生命科学を勉強できる. |
授業計画
第1回 | 講議計画の説明+分子生物学の概説 |
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第2回 | 核酸、遺伝と遺伝子 |
第3回 | 細胞の構造と機能:原核細胞と真核細胞、細胞内小器官、共生進化説 |
第4回 | 核酸の構造と細胞内局在:イントロン、エクソン、核酸と遺伝子 |
第5回 | DNAの複製と修復:複製、DNAの損傷と修復機構、トランスポゾン |
第6回 | 転写と転写調節 |
第7回 | 転写産物のプロセッシングと翻訳 |
第8回 | 遺伝子工学の基礎 |
第9回 | 微生物と自然界における組換え現象 |
第10回 | 遺伝子工学:修飾酵素、宿主、ベクター |
第11回 | 遺伝子工学:ゲノムライブラリーとcDNAライブラリー |
第12回 | 遺伝子工学:遺伝子解析方法 |
第13回 | 細胞の機能維持と情報伝達 |
第14回 | 癌と生体制御システム |
第15回 | まとめとその解説 |
その他
教科書 |
池上正人・海老原充 『新バイオテクノロジーテキストシリーズ』 分子生物学 講談社 2013年 第2版
新バイオテクノロジーテキストシリーズはこの授業の大部分をカバーしているので、是非購入して授業を受けるようにしてください。更に必要なことは毎回の授業でプリントを渡します.
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参考書 |
W.H.Elliott, D.C.Elliott著、清水孝雄、工藤一郎訳 『エリオット 生化学、分子生物学』 東京化学同人 2007年 第3版
田村隆明、山本雅 編集 『改訂第4版分子生物学イラストレイテッド』 羊土社 2010年
山中健生 『微生物学への誘い』 培風館 2003年 第2版
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成績評価の方法 及び基準 |
出席及び授業態度を重視し、2回に分けて試験を行い総合成績を評価します. |
質問への対応 | 授業時間内,オフィスアワーおよびメール. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎2号館228A室、電話番号:03-3259-0798 メールアドレス: kushi.yasunori@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 10:00 ~ 17:00
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学生への メッセージ |
この講議を通して生命とは何かを学び、各自の生命観確立の一助となればと思います.また、新聞やテレビの生命科学に関するニュースに関心を持ち、内容を理解するよう努めて下さい.3年次履修の専門化学実験Vb の内容に繋がります.2クラスで授業を行うので、自分が履修すべき講義時間を守ること. |