2017年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 |
卒業研究
生物資源化学研究室
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 仁科・青栁 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 4 | 曜日時限 | 土曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L65M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
・主に植物を起源とする機能性分子の単離・同定を行い,必要に応じて化学修飾を施し,得られた機能性分子の病態モデルに対する作用と作用メカニズムを解明する. ・具体的には,ミャンマー産生薬を素材として,高純度精製技術,質量分析計やNMR等を用いた未知成分の構造決定技術を応用して,新規な生理活性物質を探索する.また,培養細胞を用いた病態モデル系で,得られた生理活性物質の,がん,皮膚障害,神経障害,糖尿病,炎症,動脈硬化,下痢に及ぼす作用を測定するとともに,フローサイト分析,抗体ビーズ分析等の最新の生化学的手法を用いて,作用メカニズムの解明を行う. |
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学修到達目標 | 自然界では動物,植物,微生物が人知の想像を超える構造や新規な機能を持つ多数多岐な化合物を生産し,人類はこれらの化合物を医薬品や農薬開発の素材として,また生体機能解明のツールとして利用して来た.しかし,自然が巧妙に作り出した素材についての研究から得られる利益はなお計り知れないものがある.21世紀を迎えた今,限りある生物資源をより有効に利用するために,生体機能の解明に役立ち,ヒトの健康の維持や疾病の治療,さらには医薬や農薬などの新薬開発につながる新規な生物活性天然物の創出が切に求められている. 本科目では,植物や微生物などの生物資源を原料素材とし,創薬シード化合物探索、単離化合物の生理活性測定などを行い卒業論文を作成する.また,上記の研究課題にそって1年間卒業研究を行うが,併せて化学技術者,研究者として必要な企画力,実行力,創造力を養う. |
授業形態及び 授業方法 |
卒業研究の研究テーマにそって1年間調査,研究,討論を行い卒業論文を作成する. |
履修条件 | 基礎生命科学と基礎有機化学の内容を必ず身につけておくこと.また,生命科学I,II,IIIおよび生命有機化学Ⅰ,Ⅱを習得していることが望ましい.また,専門英語の論文を読む為の英語力は必須. |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
出席率,実験態度,実験量,プレゼンテーション能力により総合的に評価する. |
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質問への対応 | 随時対応する. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎2号館208B |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 10:00 ~ 11:30
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学生への メッセージ |
・これまで学んだすべてを利用して、卒業論文の作成を目指してください。 ・独力で研究に取り組む姿勢は大切ですが,教官や仲間の学生とのコミュニケーションを図り,広範な情報収集能力や情報発信能力を磨いてほしい.また,身体・精神両面の健康管理に十分留意し,食う・寝る・学ぶを優先した生活をおくることを勧めます. ・論文や発表原稿の作成に当たり,著作権がある画像,文章を無断で転載したり,いわゆるデータの使い回しが問題になることがあります。科学者のモラルに関しても、正しい認識を身につけていただきたいと思います. |