2017年 理工学部 シラバス - 物理学科
設置情報
科目名 | 計測物理学 | ||
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設置学科 | 物理学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 高橋・渡辺・早川 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M41P |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 物理学実験における計測の方法について学び,物理現象を定量的に把握できる力を養う。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業では実験から物理量を引き出すための実践的な方法について解説する。 基本的な物理現象を紹介するとともに、それを数値的に把握するための練習を行なう。 |
履修条件 | 力学,電磁気学,物理実験学,熱学,統計力学などの基礎知識を有することが望ましい。 |
授業計画
第1回 | プラズマ研究を題材とした物理計測の解説 その1:プラズマの熱・統計力学的描写と計測(静電プローブによるプラズマ計測など) |
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第2回 | プラズマ研究を題材とした物理計測の解説 その2:プラズマの誘電体モデルと計測(干渉計、ファラデー回転等によるプラズマ計測など) |
第3回 | プラズマ研究を題材とした物理計測の解説 その3:プラズマの電磁流体モデルと計測(電磁気計測によるプラズマ計測など) |
第4回 | プラズマ研究を題材とした物理計測の解説 その4:プラズマとその発光測定(プラズマ内の原子分子過程と分光計測) |
第5回 | プラズマ分野の平常試験とその解説, |
第6回 | 加速器・ビーム物理に関連した物理計測の解説 その1:高エネルギー荷電粒子計測 |
第7回 | 加速器・ビーム物理に関連した物理計測の解説 その2:高エネルギー光子・中性子計測 |
第8回 | 加速器・ビーム物理に関連した物理計測の解説 その3:高エネルギー粒子位置計測・X線(光子)画像計測 |
第9回 | 加速器・ビーム物理に関連した物理計測の解説 その4:加速器の利用で実現した測定手法(放射光科学) |
第10回 | 加速器・ビーム物理分野の平常試験とその解説,演習 |
第11回 | 超伝導研究を題材とした物性測定手法の解説 その1:超伝導とは? |
第12回 | 超伝導研究を題材とした物性測定手法の解説 その2:超伝導発見の測定ツール(X線回折、電気抵抗率、磁化) |
第13回 | 超伝導研究を題材とした物性測定手法の解説 その3:エキゾチック超伝導とは? |
第14回 | 超伝導研究を題材とした物性測定手法の解説 その4:超伝導の発現機構を研究する測定ツール(比熱、光電子分光、走査型トンネル分光) |
第15回 | 演習超伝導分野の平常試験とその解説,演習 |
その他
教科書 |
教科書は特に指定しません。
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参考書 |
兵藤申一 『物理実験者のための13章』 東京大学出版会
加藤貞幸 『放射線計測』 培風館
プラズマ・核融合学会編 『プラズマ診断の基礎』 名古屋大学出版会 1990年 第初版版
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成績評価の方法 及び基準 |
授業内で行なう平常試験(レポート提出の場合もある)の結果によって評価する。(授業内試験を予定しているが,講義室の空き状況により正確な実施方法は未定であり,期末試験への変更の可能性がある。授業中にアナウンスするので注意すること。) 超伝導、加速器、プラズマを題材とする計測に関する授業内試験を必ず全て受験すること。全て受験しない場合はE判定となる。 |
質問への対応 | 各回の講義内容に関する質問は,各講義の担当者に質問すること 授業全体に関する質問は高橋まで |
研究室又は 連絡先 |
高橋:(駿河台7号館721A室・takahashi.tsutomui@nihon-u.ac.jp) 渡辺:(駿河台7号館711B室・tadataka@phys.cst.nihon-u.ac.jp) 早川(恭):船橋校舎電子線利用研究施設(物理実験B棟) yahayak@lebra.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 15:00 ~ 16:00 渡辺:駿河台7号館711B室
水曜 駿河台 12:10 ~ 13:10 高橋:駿河台7号館721A室
水曜 船橋 15:00 ~ 18:00 早川(恭):船橋物理実験B棟
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学生への メッセージ |
担当者の都合で、講義の順番(第1回から第5回、第6回から第10回、第11回から第15回)が変わる場合もあるので注意する。 |