2017年 理工学部 シラバス - 物理学科
設置情報
科目名 | 原子物理学 | ||
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設置学科 | 物理学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 二瓶 武史 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M52M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | この授業では,原子物理学の歴史的な発展と,原子に関わる物理的諸問題を理解する上で必須 の要素である量子力学の基本的な考え方を紹介し,原子の周期律表の意味を明らかにすること を目標とする。話題としては,原子核や現代的な原子物理の内容も含めながら,入門的講義を おこなう。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を中心とした講義形式で行う。 |
履修条件 | 力学、電磁気学、および微積分などの基礎的な数学。 |
授業計画
第1回 | 1. 原子の構造と粒子性・波動性 原子の構造、固体の比熱 |
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第2回 | 黒体放射 |
第3回 | 光電効果、コンプトン効果 |
第4回 | 光の干渉、物質の波動性 |
第5回 | 原子スペクトルの離散性 |
第6回 | ボーア・ゾンマーフェルトの量子化条件 |
第7回 | 〃 |
第8回 | 2. 量子力学入門 シュレンディンガー方程式の導入 |
第9回 | 波動関数の確率解釈 |
第10回 | 1次元の箱の中の粒子(定常状態) |
第11回 | 不確定性原理 |
第12回 | 3. 原子の量子力学と周期律 水素原子の波動関数、電子のスピン |
第13回 | 原子の周期律 |
第14回 | 〃 |
第15回 | 平常試験 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
シュポルスキー 『原子物理学』 東京図書
菊池健 『原子物理学』 共立出版
朝永振一郎 『量子力学I』 みすず書房
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(ノート等の持ち込みは不可)とレポートによって評価する。配分は、試験が77%、レポートが23%。平常試験を予定しているが、講義室の空き状況により、定期試験への変更の可能性がある。 |
質問への対応 | 授業終了後に受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎4号館2階420D室、内線412 E-mail: nihei@phys.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 13:50 ~ 14:50
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学生への メッセージ |
講義を聞いたりノートを取ったりするだけで満足せず、自力での問題演習を心掛けて下さい。 |