2017年 理工学部 シラバス - 数学科
設置情報
科目名 | 幾何学及び演習B | ||
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設置学科 | 数学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 橋口 徳一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 3 | 曜日時限 | 月曜1・2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | N11T |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 幾何学及び演習Aに引き続き曲面論を述べたあと、多様体論の入門を扱う。曲面論の基本定理、Gauss-Bonnetの定理の幾何学的意味を理解し、証明の概略を述べることができる。また、具体的な多様体上の可微分写像について微分を計算し、特異点等を求めることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書による講義と問題演習。 |
履修条件 | 微分積分学、線型代数学、集合、写像、位相空間論。 幾何学及び演習Aを履修していること。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。 |
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第2回 | 2章 曲面論のつづき 2.4 基本公式と基本方程式―Christoffelの記号、Gaussの公式、Weingartenの公式、Gaussの基本方程式、Mainardi-Codazziの基本方程式 |
第3回 | 2.5 曲面論の基本定理1―存在と一意生 |
第4回 | 2.5 曲面論の基本定理2―基本定理の証明(1) |
第5回 | 2.5 曲面論の基本定理3―基本定理の証明(2) |
第6回 | 2.6 測地線―測地線の微分方程式 |
第7回 | 2.7 Gauss-Bonnetの定理1―測地的極座標 |
第8回 | 2.7 Gauss-Bonnetの定理2―Gaussの定理、Euler標数 |
第9回 | 2.7 Gauss-Bonnetの定理3―Gauss-Bonnetの定理 |
第10回 | 3章 3.1 多様体の定義と例1―位相多様体、微分構造、球面の立体射影 |
第11回 | 3.1 多様体の定義と例2―可微分写像、微分同相写像 |
第12回 | 3.2 接ベクトルと接空間・写像の微分1―接ベクトル、接空間 |
第13回 | 3.2 接ベクトルと接空間・写像の微分2―微分係数 |
第14回 | 3.2 接ベクトルと接空間・写像の微分2―写像の微分 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
川崎徹郎 『曲面と多様体』 講座 数学の考え方 朝倉書店 2001年 第1版
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参考書 |
小林昭七 『曲線と曲面の微分幾何』 裳華房 1998年
田崎博之 『曲線・曲面の微分幾何』 数学探求 共立出版 2015年 第1版
R.E.シュヴァルツ(関沢正躬訳) 『曲面の数学 ユークリッド幾何からタイヒミュラー空間まで』 日本評論社 2016年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験及び演習による。 |
質問への対応 | 授業終了後など随時受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
お茶の水校舎C904号室 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:10 上記研究室にて
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学生への メッセージ |
絵を描いたり実際に計算することで理解が深まります。 |