2017年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 基礎化学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 米田 哲也 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | Q15X |
クラス | 学科・クラス共通 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 物質を対象にした学問が化学であり、急速な進歩とともに多くの新物質が創造されている。高校までで学習した内容から、さらに深い実際の原子や分子像を理解できるようになる。基礎化学では、この微視的な見方を通して、無機物質や有機化合物に関わるさまざま化学現象の理解も深めることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書とスクリーンを併用した講義形式で行う。必要に応じて随時プリントを配布し,教科書により確認しながら進める。レポート課題を課すので,次週に提出すること。 |
履修条件 | 選択科目 |
授業計画
第1回 | 授業の進め方、化学のなりたち、物質とは(単体、化合物、混合物、同素体)、同位体と原子量 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
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第2回 | 原子の構造について、水素原子のスペクトル(分光) 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第3回 | 量子論と電子配置(1)・・・波動の性質と粒子の性質(ミクロの世界での運動、リュードベリー の式、ボーアの水素原子モデル) 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第4回 | 量子論と電子配置(2)・・・シュレディンガーの波動方程式、量子数、電子配置 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第5回 | 元素の種類、周期性の理解・・・周期表、族の性質、原子半径、イオン化エネルギー、電子親 和力、電気陰性度 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第6回 | 化学結合(1)・・・化学結合の基礎(ルイスの点電子式、オクテット則とは)、イオン結合とイ オン結晶の性質 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第7回 | 化学結合(2)・・・共有結合(点電子式による理解、量子論による理解) 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第8回 | 化学結合(3)・・・混成軌道、分子の極性と形 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第9回 | 化学結合(4)・・・配位結合、金属結合、分子間力(ファン・デル・ワールス力)、水素結合 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第10回 | 物質の三態・・・物質の状態変化、蒸気圧、沸騰、状態図(相図)の理解、ギブスの相律 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第11回 | 気体・・・ボイル・シャルルの法則、理想気体の状態方程式、ガス定数、混合気体、実在気体 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第12回 | 液体1・・・溶解、溶解度(固体・気体)とは、溶液の濃度表示 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第13回 | 液体2・・・束一的性質(ラウールの法則、沸点上昇と凝固点降下、浸透圧)、コロイドの性質 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第14回 | 固体・・・結晶と非晶質(無定形)、結晶の種類と構造(基本格子、晶系) 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第15回 | 物質の変化・・・反応速度、反応速度に影響する因子(濃度・温度・触媒)、活性化エネル ギー,反応熱 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し確認し、疑問点があれば次回に確認する。 |
その他
教科書 |
長島 弘三、富田 功 『一般化学(四訂版)』 裳華房 2016年 第46版
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参考書 |
多賀 光彦 他 『【新版】教養の現代化学』 三共出版 2008年
小林 憲司 他 『化学の世界への招待』 三共出版 2011年 第3版
姫野 貞之 他 『理系学生の基礎化学』 学術図書出版社 2011年 第1版
大月 穣 『基礎の化学』 東京化学同人 2014年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験(70%)とレポート(30%)により総合的に評価する。 |
質問への対応 | オフィスアワーあるいは講義修了後にて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎8号館812室、yoneda@chem.ge.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:10 ~ 13:20 8号館1階812室
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学生への メッセージ |
化学的な現象や物質について大学で学ぶべき基礎を習得する科目です。積極的に学ぶ意欲を持って臨んでほしい。 |