2017年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教養ゼミナール | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 難波 秀行 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | Q45R |
クラス | 身体活動の科学 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ヒトが生活する上で身体活動は欠かせないが、近代化に伴う座位行動の増加、身体活動の低下はメンタルヘルス不調や生活習慣病の主因となっている。加速度計やGPSなどセンサー、スマートフォンを代表とするウエアラブルを用いた行動分析の発展は著しく、実際にデータの収集・分析を行うことで工学的知識に加え、ヒトの行動に影響する心理社会的要因、生理的反応、統計学の理解を深める。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業の30%程度は講義形式で行いますが、30%は受講生自身によって調べた内容を発表してもらいます。残りの40%は測定機器を用いてデータを収集し、PCを用いて分析したりします。 |
履修条件 | スマートフォンアプリケーションのダウンロード、操作。 エクセル、ワードの基本操作。 |
授業計画
第1回 | 身体活動の理解 1)身体活動の定義 2)身体活動と行動科学 |
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第2回 | エネルギー消費量と摂取量 1)運動と食事 2)基礎代謝、活動エネルギー、食事誘発性産生 |
第3回 | 運動疫学の理解 1)身体活動と疾患の関係 2)居住環境と身体活動 3)エコロジカルモデル |
第4回 | 身体活動の評価方法① 1)自己評価法 2)加速度センサー |
第5回 | 身体活動の評価方法② 1)GPS(全地球測位システム) 2)心拍センサー |
第6回 | 身体活動の実測 1)自己評価法 2)加速度センサー 3)GPS(全地球測位システム) 4)心拍センサー |
第7回 | 身体活動のデータベース作成 1)運動強度と活動時間 2)エクセルによる計算方法 |
第8回 | 身体活動の分析 1)身体活動の日内変動 2)身体活動の週間変動 |
第9回 | 身体活動の見える化 1)円グラフ・棒グラフ作成 2)統計処理(群間比較,回帰分析,相関) |
第10回 | 論文抄読①:スポーツと身体活動 1)レジメの紹介 2)ディスカッション |
第11回 | 論文抄読②:交通行動と身体活動 1)レジメの紹介 2)ディスカッション |
第12回 | 論文抄読③:都市環境と身体活動 1)レジメの紹介 2)ディスカッション |
第13回 | 実験①:身体活動のモニタリング 1)ウエアラブルデバイスの装着 2)自己申告法によるデータ入力 |
第14回 | 実験②:身体活動のモニタリング 1)ウエアラブルデバイスの装着 2)自己申告法によるデータ入力 |
第15回 | まとめ 1)実験結果の報告 2)レポート提出 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
『身体活動・座位行動の科学』 杏林書院 2016年
必須ではありませんが,参考になると思います.
資料は随時,授業内で配布します.
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート50%,授業内の発表30%,授業への参加意欲20% |
質問への対応 | 授業中に随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
オフィスアワー:火曜日・15時00分~17時00分・船橋校舎スポーツホール体育研究室A |
オフィスアワー |
火曜 船橋 15:00 ~ 17:00
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学生への メッセージ |
測定機器の数に限りがあることと,少人数でのディスカッションを重視していることから人数が多いと抽選になることもあることを承知しておいてください. |