2017年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 日本語表現法 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 岸 規子 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | R23X |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 毎日の生活で言語表現は必要不可欠である。しかし多忙であることを理由に話すこと、書くことがどこかでおろそかになっていないだろうか。言うまでもなく話し言葉と書き言葉は違う。答案やレポートを話し言葉で書いたとしたら、それは決して正しい文章表現とはいえないだろう。書いた文章をそのまま読み上げてもわかりやすい発表になるとは限らない。本授業を通して、場面に応じた正確、適切な表現ができるようにしたい。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書とプリントを使って、講義を行う。説明の時、板書することもある。また「書く」上での約束事を知ればわかりやすい文章を書くことは可能である。毎時間「書く」作業を行うことで表現力の向上を図っていく。 |
履修条件 | 2/3以上の出席(出席日数が少ない場合は、成績評価の対象とはしない)。時間厳守、辞書(電子辞書でもよい)持参のこと。 社会コミュニケーションサブメジャー・コース設置科目 |
授業計画
第1回 | 授業の進め方、成績評価の方法などを説明する(初回、人数によっては履修制限を行う)。 |
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第2回 | 3 話し言葉と書き言葉の違い 話し言葉と書き言葉の違いを説明する。実際に話し言葉を書き言葉に書き換える練習を行う。 *悪文の推敲① 主語と述語がうまく呼応していない文を推敲する。 |
第3回 | 5 段落を作る 中心文と支持文について解説する。段落の役割に注意しながら、文章を書く練習をする。 *悪文の推敲② 助詞の働きを確認する。 |
第4回 | 4 何を書くか、どう書くか テーマの選び方や書き方を解説する。 題材の取捨選択、文章の構成法について学習する。 *悪文の推敲③ 修飾語と被修飾語の関係について学習する。 |
第5回 | 7 要約文⑴ 要約文の書き方について説明する。 テキストの例文を要約する。 *悪文の推敲④ 文末表現について学習する。読点の付け方について確認する。 |
第6回 | 7 要約文⑵ キーワードやキーセンテンスの見つけ方について学習する。 課題文を200字に要約する。その後100字の要約を行う。 |
第7回 | 8 説明文⑴ 説明文の書き方を説明する。 手順を説明する文章を書く。 *漢字① 同訓異字 |
第8回 | 8 説明文⑵ 説明文の書き方を説明する。 概念を説明する文章を書く。 |
第9回 | 9 意見文⑴ 意見文の書き方を解説する。 基本型である主張と説得の組み合わせで、意見文を書いてみる。 *漢字② 同音異義語 |
第10回 | 9 意見文⑵ 「樋口式」の書き方について説明する。実際にこの型を使って、意見文を書く練習を行う。 *漢字③ 四字熟語 |
第11回 | 10 自己PR 自己PR作成例を紹介する。 *漢字④ 対義語 |
第12回 | 資料編 3-2 メールの書き方 3-3 通信文の書き方 メールや通信文の書き方について学習する。 実際にメールを書く練習をする。 |
第13回 | 資料編 2 敬語 敬語の使い方について、解説する。 場面に応じた使い分けができるよう、練習問題を使って学習する。 |
第14回 | 作文実習。600字から800字の作文を書いてもらう。全体のまとめを行い、疑問の解消に努める。 |
第15回 | 平常試験及びその解説(人数によっては、定期試験期間内に実施する)。 |
その他
教科書 |
石尾奈智子・市川浩昭・押山美知子・岸規子・渡邊重人 『日本語表現の基礎』 冬至書房 2016年 第1版
教科書は必ず購入すること。教科書についている解答用紙を使用する。
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参考書 |
随時、参考資料のプリントを配布する
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成績評価の方法 及び基準 |
・授業時の提出物と試験の総合評価、 提出物(40%)+試験(60%) ・課題をやらず、白紙で提出した場合は欠席と同じ扱いとなるので注意すること。 |
質問への対応 | 講義時に受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎5号館3階532 人文研究室 火曜日・水曜日 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 11:00 ~ 12:00
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学生への メッセージ |
書く前から苦手意識をもたないで下さい。表現することで、自分の考えが明確になっていくのだといえます。どれ程すばらしい考えを持っていたとしても言語化しなければそれは存在しないのと同じです。 |