2017年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 基礎化学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 伊藤 賢一 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | T35A |
クラス | 学科共通(全学科) | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 工学において材料(物質)を理解するためには「化学」の知識が不可欠である。 本科目は化学分野の基礎的な科目であり,理工学部の全学生を対象としたものである。 授業では物質の構造・性質・変化に関する基礎的な事項を学ぶので,理工系大学の学生として必要不可欠な化学の知識を習得することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書を用いて,Powerpointを中心とした講義形式で行う。 また必要に応じてプリントを配布する。 授業内で例題を解く他,レポートの作成を課す予定である。 |
履修条件 | 選択科目 高校で「化学基礎」及び「化学」を履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 「基礎化学」の解説として, 授業の進め方(シラバスの内容を確認の上,授業に臨むこと)/化学の領域/最新の研究 に関する講義を行う。 |
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第2回 | 「原子構造 ①」の解説として, 物質は原子からできている/クーロン力 に関する講義を行う。 |
第3回 | 「原子構造 ②」の解説として, 水素原子からネオン原子までの構造 に関する講義を行う。 |
第4回 | 「原子構造 ③」の解説として, 原子軌道/電子配置/周期表 に関する講義を行う。 |
第5回 | 「化学結合 ①」の解説として イオン結合/イオン化エネルギー/電子親和力/金属結合 に関する講義を行う。 |
第6回 | 「化学結合 ②」の解説として 金属結晶/共有結合/分子軌道 に関する講義を行う。 |
第7回 | 「化学結合 ③」の解説として オクテット則/分子間力/水素結合 に関する講義を行う。 |
第8回 | 「物質の状態 ①」の解説として 力と圧力/エネルギー/気体の状態方程式 に関する講義を行う。 |
第9回 | 「物質の状態 ②」の解説として モル分率と分圧/液体と溶液/固体の溶解度/気体の溶解 に関する講義を行う。 |
第10回 | 「物質の変化 ①」の解説として 化学エネルギー/発熱反応と吸熱反応/内部エネルギーと熱力学第一法則 に関する講義を行う。 |
第11回 | 「物質の変化 ②」の解説として エンタルピー/エンタルピーの実例 に関する講義を行う。 |
第12回 | 「物質の変化 ③」の解説として エントロピー/熱力学第二法則 に関する講義を行う。 |
第13回 | 「物質の変化 ④」の解説として 反応速度/平衡 に関する講義を行う。 |
第14回 | 「物質の変化 ⑤」の解説として 酸塩基反応/酸化還元反応 に関する講義を行う。 |
第15回 | 平常試験およびその解説を行う。 |
その他
教科書 |
大月穣 『基礎の化学』 東京化学同人 2014年 第1版
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参考書 |
『アトキンス 一般化学(上)』 Peter Atkins 他(渡辺正 訳) 東京化学同人 2014年 第1版
『アトキンス 一般化学(下)』 Peter Atkins 他(渡辺正 訳) 東京化学同人 2015年 第1版
その他,必要の応じて紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は, ・レポート:40% ・平常試験:60% 合計100%により決定する(出席は成績評価に含めない)。 |
質問への対応 | 授業前,授業終了後およびメール等で随時受付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:船橋校舎8号館811室 連絡先:k-itoh@chem.ge.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 13:20 ~ 14:50 船橋校舎8号館811室
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学生への メッセージ |
積極的に授業へ出席し,集中して授業に臨むこと。 |