教）金属加工 (Y45B)

学修到達目標	機械工業で扱われている種々の加工法において、もの作りの出発点としての、加工図面の基本ルールから講義を始めて、塑性加工、鍛造加工、鋳造加工、切削加工、溶接加工などの代表的加工法について説明し、金属加工の全体が理解できるようになる。
授業形態及び授業方法	機械工学で講義されている「機械工作法」、「塑性と加工」、「切削加工法」の教科書等から抜粋して資料を作成し、それに基づいて講義を進めていく。　また、講義の理解度を確認するために、授業の終わりに何回か演習問題を出すので、次週そのレポートを提出してもらう。
履修条件	教職課程における条件による。

第1回	授業の進め方および講義内容の概要を説明機械製図法の概説　（１）金属加工における機械製図法の役割
第2回	（２）線の種類　（３）図面法
第3回	（４）寸法記入法　（５）交差（幾何公差）の表記法　（６）演習
第4回	塑性加工の概要　金属材料の性質および鉄鋼のできるまで
第5回	板材加工法　　（１）曲げ加工　　　演習問題
第6回	（２）打抜き加工　　（３）絞り加工　　　演習問題
第7回	中実材料加工法　　（１）熱間加工法　　（２）冷間加工法
第8回	（３）押出し・引抜き加工法　　　演習問題
第9回	鋳造加工法　（１）鋳造加工の概要　（２）鋳型
第10回	（３）鋳物の種類　（４）鋳造法の種類とその概説
第11回	切削加工法　（１）切削加工の概説　（２）切削機構
第12回	（３）切削抵抗　（４）切削工具　　演習問題
第13回	溶接加工法　（１）溶接加工の概要
第14回	（２）溶接加工の種類　（３）溶接部に生じる各種問題＊（講義終了後に期末の課題を出すので次回講義時までに取りまとめて提出すること）
第15回	手仕上げ加工法期末課題の内容説明

教科書
参考書	竹中、吉沢、青木『機械工作法』産業図書１９７９年第初版窪田、伊藤『切削加工（機械工作法４）』誠文堂新光社１９６７年第初版作井誠太『100万人の金属学（技術編）』アグネ１９６６年第２版
成績評価の方法及び基準	講義の終わりに出す演習問題と、期末に出す講義内容に基づいた課題により評価する。配点は、レポート５０、課題５０にて行う。
質問への対応	授業終了後、または、講師室にて随時
研究室又は連絡先	理工学部駿河台校舎一号館講師室連絡先（PC)：t.keth@shonan.cityfujisawa.ne.jp
オフィスアワー
学生へのメッセージ	授業には必ず出席すること。やむなく欠席する時には、上記連絡先へ事前に連絡すること。

2017年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎