2017年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)生物学概論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 合田 達郎 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y46A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 最新の生物学やこれに関連したトピックス、知見をできるだけ反映しつつ、中学・高校での生物学教育に必要な内容を学ぶことができる。細胞、生体物質、代謝、遺伝、発生・分化、動物の恒常性、環境、進化、生物の多様性などについて基礎的知識を習得することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
プリント配布と、板書を中心とした講義形式でおこなう。 |
履修条件 | 予備知識として、化学の初歩的な知識も復習しておくことが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス ・シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと 生物学の概要 ・生物を構成する成分(アミノ酸・タンパク質・糖・脂質) |
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第2回 | 細胞の構造とはたらき1 ・細胞の構造と機能(原核細胞、真核細胞) ・細胞を構成する物質(核、ミトコンドリア、葉緑体、リボソーム、小胞体、ゴルジ体、リソソーム、細胞骨格、中心体、細胞壁、液胞) |
第3回 | 細胞の構造とはたらき2 ・細胞と物質の出入り(生体膜、膜タンパク質、エンドサイトーシス、エキソサイトーシス、細胞間結合) ・細胞の活動とタンパク質(細胞周期、体細胞分裂、減数分裂) |
第4回 | 代謝1 ・代謝と酵素のはたらき(酵素、反応速度、阻害、エネルギーの受け渡し) |
第5回 | 代謝2 ・エネルギーの獲得とその流れ(発酵、呼吸、クエン酸回路、電子伝達系、呼吸商) |
第6回 | 代謝3 ・異化、同化(光合成、炭酸同化、カルビン・ベンソン回路、窒素同化) |
第7回 | 中間試験&生命の連続性1 ・遺伝情報の発現(DNA複製、転写、スプライシング、翻訳、遺伝暗号、セントラルドグマ、変異) |
第8回 | 生命の連続性2 ・生殖と遺伝(染色体、遺伝子の組み合わせ、組換え、検定交雑、性決定、伴性遺伝、連鎖) |
第9回 | 生命の連続性3 ・発生と分化(動物の配偶子形成、受精、卵割、発生、器官形成、原基分布図、誘導、細胞死) |
第10回 | 生命の連続性4 ・生物の体内環境(内部環境、ホメオスタシス、生体防御、免疫) |
第11回 | 恒常性の調節と維持1 ・動物の反応と行動(ニューロン、興奮、伝導、効果器、行動と学習) |
第12回 | 恒常性の調節と維持2 ・植物の環境応答(屈性、傾性、植物ホルモン、光周性) |
第13回 | 生物の集団1 ・生態と環境(個体群の成長曲線、生存曲線、個体群内の相互作用、個体群間の相互作用、生態系の構成、生態ピラミッド、生態系の物質収支) |
第14回 | 生物の集団2 ・生物の進化(多様性、攪乱、生命の起源、地質時代、動物の変遷、植物の変遷、自然選択) |
第15回 | 試験&生物の集団3 ・生物の分類と系統(ドメイン、界、種) |
その他
教科書 | |
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参考書 |
秋久俊博・長田洋子(編)「生体分子化学 第二版」共立出版 /
石川統・大森正之・嶋田正和(編)「生物学入門 第2版」東京化学同人 /
中学・高校の生物教科書(例:「中学教科書」大日本書籍、「Biology」東京書籍) /
高校の生物問題集(例:河合塾生物科(編)「らくらくマスター生物基礎・生物」河合出版、大森徹(著)「生物[要点]」文英堂) /
中学・高校採用試験問題集(例:「教員採用試験対策オープンセサミシリーズステップアップ問題集(5)専門教科[中学理科]・(6)専門教科[高校理科]」東京アカデミー)
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成績評価の方法 及び基準 |
授業時間内の小テスト(複数回)(小計で30%)と中間(第7回講義実施:30%)および期末(理解度確認期間中:40%)によって総合的に成績評価をおこなう。授業態度も考慮する。 |
質問への対応 | 授業終了後に教室で質問を受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 バイオエレクトロニクス分野 東京都千代田区神田駿河台2‐3‐10 21号館403A TEL:03-5280-8097 E-mail: goda.bsr[at]tmd.ac.jp ([at]は@に変換) |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
生物学は分子レベルから個体のレベルまで広範な視点を含む。化学や生物学の基盤のあまり無い受講生にも留意するが、時間も限られているため、初歩的な知識は各自整理しておくことが望ましい。 |