2017年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 電気計測Ⅱ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 田邊 一夫 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E13G |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ●電気計測Ⅱでは,電気計測Ⅰの履修で得た知識を基に,インピーダンスとその素子ならびにこれを計測するための交流ブリッジなどについて学ぶ。さらに,電力・電力量・周波数・波形・位相・スペクトル・磁気計測についてその原理を学び,種々の応用面についての知識を広める。本科目「電気計測Ⅱ」と先に履修している「電気計測Ⅰ」から,電磁気計測の基礎を一通り習得できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
●教科書に沿って授業を進める ●板書とパワーポイントを併用した講義を主とするが,演習あるいは自己学習課題(宿題)を交えながら進める。 ●演習により実際の場面に適用できる力を養う。また,自己学習課題を解くことで理解を深める。 |
履修条件 | ●電気計測Iの単位を取得していること。 ●微分,積分,三角関数,複素数に不安のある学生は,復習しておくこと。パワーアップセンターを利用するのも良い。 |
授業計画
第1回 | 【講義】インピーダンスの測定1 インピーダンス, 交流用抵抗器,リアクタンス素子の損失を表す定数 |
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第2回 | 【講義】インピーダンスの測定2 コイル,コンデンサ,三端子構成と四端子構成 |
第3回 | 【講義】交流ブリッジ1 (四辺ブリッジ,四辺ブリッジの種類) |
第4回 | 【講義】交流ブリッジ2 (変成器ブリッジ,電子化ブリッジ,インピーダンス計) |
第5回 | 【講義】Qメータ 標準誘導器 標準コンデンサ |
第6回 | 【講義】電力・電力量の測定1 直流電力の測定,交流電力の測定,電力量計 |
第7回 | 【講義】電力・電力量の測定2 計器用変成器,電力量計の種類,電力量計の検定 |
第8回 | 【理解度確認試験】理解度確認テスト及びその解説(中間) |
第9回 | 【講義】周波数・時間の測定 周波数の標準,周波数の測定,時間の測定 |
第10回 | 【講義】波形・位相・スペクトル・ひずみの測定1 波形の測定,位相の測定 |
第11回 | 【講義】波形・位相・スペクトル・ひずみの測定2 スペクトルの測定,測定器の応答速度 |
第12回 | 【講義】波形・位相・スペクトル・ひずみの測定3 サンプリングの定理,ひずみの測定 |
第13回 | 【講義】磁気の測定 磁界の測定,磁性材料の磁化曲線の測定,鉄損の測定 |
第14回 | 【講義】計測用増幅器 負帰還増幅器,OPアンプ,デシベル表示 |
第15回 | 【理解度確認試験】理解度確認テスト及びその解説(期末) |
その他
教科書 |
菅野允 『改訂 電磁気計測』 コロナ社 1982年 第9版
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参考書 |
菅野允 『電気器計測演習』 コロナ社 1985年 第1版
例題,問題が豊富である。また巻の後部には,電磁気現象の平易な解説がある。初めて計測を勉強する大学1-2年の学生にとっても,これらを解くあるいは熟読することによって,電磁気現象ならびに計測に対するより深い理解が得られはずであり,推奨する。
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成績評価の方法 及び基準 |
出席が総授業回数の3/5に満たない場合は、履修放棄として扱い学業成績の査定は行わない。 理解度確認テスト(80%) 学習態度,自己学習課などを総合的に評価する(20%) |
質問への対応 | 随時。教室および研究室 |
研究室又は 連絡先 |
研究室︓9号館1階916F室 メールアドレス︓tanabe.kazuo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 9号館1階916F室。担当は田邊。
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学生への メッセージ |
工学実験および物理実験の本質を理解すること,またそのデータ整理に役立つ。 |