2017年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 電気計測Ⅰ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 田邊 一夫 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E14L |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ●電気計測 I ,II は電気磁気学および回路理論で学ぶ電気電子系の基礎知識と電気あるいは物理実験で測定する電気量の関連を知るために重要な科目である。 ●電気計測 I では,測定の基礎,種類,不確かさ(誤差),統計処理法及び測定器の原理,電圧,電流,抵抗の測定方法などを学ぶことにより電気計測の基礎を理解できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
●基本的には教科書に沿って講義を進めるが,一部は配布するプリントによる。 ●板書とパワーポイントを併用した講義を主とするが,演習あるいは自己学習課題(宿題)を交えながら進める。 ●演習により実際の場面に適用できる力を養う。また,自己学習課題を解くことで理解を深める。 |
履修条件 | 微分,積分,三角関数,複素数に不安のある学生は,復習しておくこと。パワーアップセンターを利用するのも良い。 |
授業計画
第1回 | 【ガイダンス】講義の概要 (電気計測とは,電気計測 I・II の相互の関連性) 【予習】教科書の「序」,「改定に当たって」,および「旧版のはしがき」を読んでおくこと。目次を確認しておくこと。 |
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第2回 | 【講義】測定の基礎 (1)測定一般 (2)測定法の種類 (3)誤差(不確かさ,統計処理,精度) (不確かさについてはプリントを配布する) |
第3回 | 【講義】測定の基礎 (1)誤差 (不確かさ,近以計算,伝搬の法則,有効数字) |
第4回 | 【講義】単位と標準 (1)単位と標準 (2)単位の実現 |
第5回 | 【講義】電気計器 (1)指示計器一般 |
第6回 | 【講義】電気計器 (2)可動コイル計器1 |
第7回 | 【講義】電気計器 (3)可動コイル計器2 |
第8回 | 【理解度確認試験】理解度確認テスト及び解説(中間) |
第9回 | 【講義】電気計器 (4)他の指示計器,積算計器,記録計器 |
第10回 | 【講義】電圧 ・ 電流の測定 (1)電位差計法 |
第11回 | 【講義】電圧 ・ 電流の測定 (2)特殊な電圧 ・ 電流測定法 |
第12回 | 【講義】抵抗の測定1 抵抗器,抵抗の測定 |
第13回 | 【講義】抵抗の測定2 低抵抗の測定 |
第14回 | 【講義】抵抗の測定3 高抵抗の測定 |
第15回 | 【理解度確認試験】理解度確認テスト及び解説(期末) |
その他
教科書 |
菅野允 『改訂 電磁気計測』 コロナ社 1982年 第12版
教科書の内容は実験レポートなどの作成に利用できるので熟読すること。
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参考書 |
『電磁気計測演習』 菅野允 コロナ社 1985年 第1版
例題,問題が豊富である。また巻の後部には,電磁気現象の平易な解説がある。初めて計測を勉強する大学1-2年の学生にとっても,これらを解くあるいは熟読することによって,電磁気現象ならびに計測に対するより深い理解が得られはずであり,推奨する。
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成績評価の方法 及び基準 |
出席が総授業回数の3/5に満たない場合は、履修放棄として扱い学業成績の査定は行わない。 理解度確認試験(80%) 学習態度,自己学習課題などにより評価する(20%) |
質問への対応 | 随時。教室および研究室 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:9号館1階916F室 メールアドレス:tanabe.kazuo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 9号館1階916F室。担当は田邊。
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学生への メッセージ |
工学実験および物理実験の本質を理解すること,またそのデータ整理に役立つ。 |