2017年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 基礎電気回路 | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 田邊 一夫 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E22M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 電気回路は電気電子工学,情報工学,機械工学の基礎であり,必須の学問である。この科目では直流受動回路における電流・電圧・抵抗・電力の関係を理解し,簡単な直流受動回路の解析ができるようになる |
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授業形態及び 授業方法 |
●板書とパワーポイントを併用した講義を主とするが,演習あるいは自己学習課題(宿題)を交えながら進める。 ●演習により実際の場面に適用できる力を養う。また,自己学習課題を解くことで理解を深める。 ●後期のうちの前半が科目「基礎電気回路」,後半が科目「電気回路」である。クォーター制であり,週に2回の講義がある。 |
履修条件 | 前半の「基礎電気回路」においては「行列と行列式」,後半の「電気回路」においては「複素数」に不安のある学生は,復習しておくこと。パワーアップセンターを利用するのも良い。 |
授業計画
第1回 | 【ガイダンス】 前半科目「基礎電気回路」,後半科目「電気回路」(クォータ制)について 【講義】 起電力,電流,抵抗 オームの法則,逆起電力 |
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第2回 | 【講義】 直流の電力 抵抗の接続(分圧と分流を含む) |
第3回 | 【講義内容】 キルヒホッフの法則 閉電流解析1 行列式の計算 |
第4回 | 【講義】 キルヒホッフの法則 閉電流解析2 行列式の計算 |
第5回 | 【講義】 キルヒホッフの法則 閉電流解析3 行列式の計算 |
第6回 | 【演習】実力確認演習1 |
第7回 | 【講義】 実際の電池の定電圧源・定電流源表示(電源の等価変換) 電源の合成(教科書のpp.134-135) |
第8回 | 【講義】 等価電源の定理(鳳・テブナンの定理,ノートンの定理,教科書のpp.132-134) |
第9回 | 【講義】 電源の供給電力 |
第10回 | 【演習】実力確認演習2 |
第11回 | 【講義】 特殊な形をした回路の全抵抗1:対称形回路 |
第12回 | 【講義】 特殊な形をした回路の全抵抗2:無限抵抗,(Y-Δ変換) |
第13回 | 【講義】 直流に対するCとLの働き |
第14回 | 【理解度確認試験】理解度確認テスト及びその解説 |
第15回 | 【講義】 直流回路全般 あるいは 【演習】実力確認演習3 |
その他
教科書 |
川上正光 『改版 基礎電気回路I 線形定常編(1)』 コロナ社
後半「電気回路」でも継続使用する。
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参考書 |
川上正光,藤間善弘,古尾谷公子 『基礎電気回路例題演習』 コロナ社 1963年 第32版
有馬泉,岩崎春光 『基礎 電気回路1』 森北出版 2014年 第3版
・「基礎 電気回路1,有馬泉,岩崎春光」は,2年次の科目「回路網の解析」,「回路の応答」においても有用である。
・このほかにも各種の参考書があるので、自分に合うものを探すとよい。
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成績評価の方法 及び基準 |
・出席が総授業回数の3/5に満たない場合は、履修放棄として扱い学業成績の査定は行わない。 ・理解度確認テスト(80%) ・学習態度,実力確認演習,自己学習課題などにより評価する(20%) |
質問への対応 | 随時。教室および研究室 |
研究室又は 連絡先 |
研究室︓9号館1階916F室 メールアドレス:tanabe.kazuo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 9号館1階916F室。担当は田邊。
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学生への メッセージ |
電流・電圧・抵抗・電力など,その概念あるいは内容を理解すること。結論だけの暗記は無意味である。回路の形が変われば答えは変わる。 |