2017年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | エレクトロニクス実験 | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 井上・田邊 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3・4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E23R |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 電気工学及び電子工学に必要な原理や測定法を体得して技術者となる基礎を学ぶ。 (1)各分野における諸原理を身につけることができる。 (2)各種の測定技術を身につけることができる。 (3)客観的な観察力と考察力を身につけることができる。 (4)報告書の作成法を身につけることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
3~4名程度のグループで実験を行う。グループごとに開始の実験テーマは異なるので,第1回目の講義を必ず受講すること。 実験当日は,実験開始前に予習レポートを提出する。さらに実験の結果および考察を本レポートとして翌週に提出する。実験中に予習・本レポートを審査して不備なものは返却するので,修正のうえ再提出すること。 |
履修条件 | 選択科目 基礎電気電子実験,電磁気学Ⅰ・Ⅱ,基礎電気回路,電気回路,基礎工学演習A,電気計測Ⅰ・Ⅱ,基礎電子回路などを履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | エレクトロニクス実験の概要と進め方 1年生後期に実施した基礎電気電子実験,2年生前期に実施したエネルギー工学実験や情報基礎実験で確認した実験班の確認と実験における各自の役割確認等について、今後社会人として巣立った場合に実験における運用方法を最終的習得学習する。 実験装置の取り扱い方の説明や、各実験テーマにおける注意点について確認する。 |
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第2回 | 照度の測定 教室内、黒板面、廊下における照度の分布を細かく測定して,照度分布曲線を描くとともに,JISに定められた範囲内に収まっているのかなどについて計測・確認を行う。 |
第3回 | フィルタ 低域,高域,帯域の各通過フィルタにおける正弦波入力信号に対する入出力信号の減衰特性を計測するとともに,回路素子内におけるフィルタの役割を理解する。 |
第4回 | 定電圧ダイオード ツェナーダイオード(トンネルダイオード)のもつ基本特性の計測と,負荷を変動させた場合の連動する動作特性について理解する。 |
第5回 | バイポーラトランジスタの静特性 ベース接地およびエミッタ接地回路におけるトランジスタのもつ基本特性の計測と,負荷を変動させた場合の連動する動作特性について理解する。 |
第6回 | 直列共振 共振計測装置のもつ基本特性の計測と,未知素子を接続した場合の連動する動作特性について理解する。 共振点のずれより、未知素子の容量計測方法を理解する。 |
第7回 | 交流ブリッジ 共振計測装置のもつ基本特性の計測と,未知素子を接続した場合の連動する動作特性について理解する。 基礎電気電子実験で学んだ直流抵抗における計測方法と交流インピーダンスにおける計測方法の違いを理解する。 |
第8回 | レポート指導と復習(1) 前半に提出すべきレポート課題において,データ整理が不十分であった点や調べて記入すべきであったが不十分であったために返却されたレポートに対する指導と,後半の実験に対する個別指導を行う。 |
第9回 | Qメータ 共振計測装置のもつ基本特性の計測と,未知素子を接続した場合の連動する動作特性について理解する。直列共振装置よりさらに高い周波数における素子に対する計測方法について学ぶ。 共振点のずれより、未知素子の容量計測方法を理解する。 |
第10回 | 水晶発振器とLC発振器 発振素子の違いによる発振器のもつ基本特性の計測と,負荷を変動させた場合の連動する動作特性について理解する。 |
第11回 | マイクロ波 導波管内における信号の伝搬のもつ基本特性の計測と,負荷窓の違いによる動作特性について理解する。 |
第12回 | トランジスタアンプの制作と測定(1) プリント基板への素子のはんだ付けを行う。 素子の極性およびはんだ付けにおける素子の取り扱いについて理解する。 |
第13回 | トランジスタアンプの制作と測定(2) 前回作成したプリント基板における動作特性の計測を行う。 ボックスないにプリント基板と電源基板を収めて配線を取りまとめる。 |
第14回 | トランジスタアンプの制作と測定(3) スピーカーへ実際に音を出して、作成したアンプボックスによる音質等を確認する。 計測したデータ等を取りまとめ,製作上の問題点について検討しておく。 |
第15回 | レポート指導と復習(2) 提出すべきレポート課題において,データ整理が不十分であった点や調べて記入すべきであったが不十分であったために返却されたレポートに対する指導と,最終的な実験に対する個別指導を行う。 |
その他
教科書 |
エレクトロニクス実験室 『エレクトロニクス実験』 日本大学短期大学部ものづくり・サイエンス総合学科
教科書は配布する。
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参考書 |
実験を行う上で必要な参考書は、各自図書館などで探すこと。もちろん各科目の教科書も利用できる。
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成績評価の方法 及び基準 |
出席が総授業時間数の5分の3に満たない場合は履修放棄として取り扱い,学業成績の査定を行わない。 また,30分以内の遅刻は2分の1回分の出席として扱う。 成績評価は,実験回数,実験態度,レポートの内容審査で行う。 ※すべての実験を行い,すべての実験レポートを受け取られていることが必要である。 |
質問への対応 | 随時,研究室で |
研究室又は 連絡先 |
実験室:945室,電話047-469-5520 井上:(9号館1階916G室)inoue.fumio@nihon-u.ac.jp 田邊:(9号館1階916F室)tanabe.kazuo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 田邊
月曜 船橋 13:20 ~ 14:50 井上
火曜 船橋 16:40 ~ 18:10 井上
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学生への メッセージ |
実験開始の10分前には集合していること。 |