2017年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 機械製図の基礎 | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 三浦 浩一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E24L |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 機械製図は工業界共通の規則に従って図面を描く方法,また図面の内容を正確に理解し読み取る方法を学ぶ学問である.図面は「工業界の言葉」といわれるように重要なものであり、エンジニアにとって図面の「読み書き」は必須である。 そこで,本学科に設置されている機械設計製図に関する一連の教科において、 機械製図の基礎では,JIS(日本工業規格)が定める製図規約を十分に理解し,設計者の意図が製作者に正しく伝えられる図面の描き方,また,設計者の意図を正しく理解できる図面の読み取り方を学ぶ.基礎機械設計製図Iでは,物体(実物)と図面との関連を理解して製図を行う.基礎機械設計製図IIでは,機械部品の構成を理解しながら,機械全体の製図を行う.機械設計製図Ⅰ・Ⅱでは,実際に機械装置の設計を行い,設計書と図面を完成させることを目標とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を通して,JIS(日本工業規格)が定める製図規約を理解する.機械の製作では,加工の仕方や組み立て方などによって,部品の形状や寸法の入れ方なども変わってくる.設計者の意図が製作者に正しく伝えられる図面の描き方,また,設計者の意図を正しく理解できる図面の読み取り方について学ぶ.講義中心ではあるが,理解を深めるため随所に演習を設ける.機械製図の基礎で学んだ内容に基づき,基礎機械設計製図Iの授業で実際に図面を描く. |
履修条件 | 関連する基礎機械設計製図I・Ⅱの受講はもちろんのこと,加工の理解も必要になるので,機械工作法Ⅰ,機械工作実習Ⅰを受講することが望ましい. |
授業計画
第1回 | (1)講義内容の説明 (2)機械製図の目的 |
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第2回 | (1)図面のあらまし (2)機械製図法による線の種類と使い分け |
第3回 | 図形の表し方1 (1)正投影法と三角法 (2)図を補足する他の投影法 |
第4回 | 図形の表し方2 (1)省略図 (2)断面図 |
第5回 | 寸法の表し方(1) |
第6回 | 寸法公差とはめあい |
第7回 | 主な機械部品の表し方(軸,ねじ) |
第8回 | 表面性状の表し方 |
第9回 | 中間試験とその解説 第1回から第8回の範囲 |
第10回 | 主な機械部品の表し方(軸受,歯車,ばね) |
第11回 | 材料記号 |
第12回 | 機械加工と部品形状 製作図の描き方 |
第13回 | 寸法の表し方(2) |
第14回 | 理解度確認試験とその解説 |
第15回 | 幾何公差 |
その他
教科書 |
[著]蓮尾諭吉,山本唯雄,安部政見,宗川浩也,伊藤公夫 [編]吉田幸司 『新版4訂 JISによる機械製図法』 東京電機大学出版局 2008年
この教科書は、2年次に設置されている製図関係の教科でも使用する.
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参考書 |
大西 清 『JISにもとづく機械設計製図便覧』 オーム社 2015年 第12版
機械設計製図に従事する人,必携の一冊
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成績評価の方法 及び基準 |
試験による評価70%,演習による評価30% 出席回数が総授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄とみなす. |
質問への対応 | 授業中にて行う |
研究室又は 連絡先 |
三浦 916C室 miura.kouichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:30 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
講義内容が基礎機械設計製図Ⅰと強く関係するので,欠席すると両方の授業に支障をきたすことになる.やむをえず欠席した場合は,シラバスを見てその講義内容を自習により補うこと.質問は随時受け付けます. |