2017年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 計測工学 | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 松本 彰 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E32R |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
学修到達目標 | 計測技術は機械工学・電気工学・制御工学などの融合技術である.このため,機械技術者はこれらの基礎知識を習得することが必要不可欠となる.この授業では以下の項目の理解を到達達成目標とする. ①計測器の原理,計測法の原理に関する基本的計算ができる, ②測定値の性質と測定データの処理法に関する諸量が計算(確率計算,微分方程式,ラプラス変換)できること. |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書に沿った講義である.板書による授業が中心であるが,理解を深めるため,数回の「演習と解説」を行う. |
履修条件 | 数学の基礎および力学の基礎を修得していること. |
授業計画
第1回 | 計測工学と計測法の基礎(教科書1章,第1回授業用補助プリント) 計測工学とは |
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第2回 | 計測工学と計測法の基礎(教科書1章,第2回授業用補助プリント) 単位,次元,有効数字,計測器の性能の表し方 |
第3回 | 測定値の誤差(第3回授業用プリント) 誤差とは何か,測定値の性質 |
第4回 | 測定精度の高め方(第4回授業用プリント) 測定値の統計的処理,最小2乗法 |
第5回 | 計測器の応答性(第5回授業用プリント) 微分方程式,1次系の動特性,2次系の動特性 |
第6回 | 第1回から第5回までの授業に関する演習と解説 |
第7回 | 長さ,角度,形状の測定(教科書2章,第7回授業用補助プリント) |
第8回 | 振動・加速度の測定,力・トルクの測定(教科書2章,第8回授業用補助プリント) |
第9回 | 流体の速度・流量の測定(教科書2章,第9回授業用補助プリント) |
第10回 | 圧力の測定,温度の測定(教科書3章,第10回授業用補助プリント) |
第11回 | 第7回から第10回までの授業に関する演習と解説 |
第12回 | 電気信号のアナログ計測と処理(教科書5章,第12回授業用補助プリント) 信号の増幅,信号の処理 |
第13回 | 電気信号のデジタル計測と処理(教科書5章,第13回授業用補助プリント) A/D変換とD/A変換の原理,サンプリング定理 |
第14回 | 第12回と第13回の授業に関する演習と解説 |
第15回 | 平常試験および解説 |
その他
教科書 |
南茂夫,木村一郎,荒木勉著 『はじめての計測工学 改定第2版』 講談社 2012年 第2版
最新の情報も含み,自習書としても適している.
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参考書 |
(1)西原主計,山藤和雄,松田康広著 『計測システム工学の基礎 第3版』 森北出版 2013年 第3版
(2)大澤敏彦著 『測定論ノート』 裳華房 1997年 第1版
(1)メカトロニクス系の計測とデータ処理を扱った計測工学の入門書である.
(2)『計測なくしては科学はない』という立場で書かれた本である.
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成績評価の方法 及び基準 |
課題(40%),平常試験(60%)で学修到達目標を評価する.課題は13回目の授業終了後にCSTポータルサイトに出題する. 課題は,他人の解答を写した者,写させた者問わず評価は0点となる.また,授業の出席率が60%に達しない場合は,評価は’E’判定とする. |
質問への対応 | 授業終了後およびEメールにおいて対応します. |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス:授業中に指示します. |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
授業用(補助)プリントおよび課題はCSTポータルサイトに掲示しますから,見落としのないようにして下さい. |