2017年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 情報基礎実験 | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 井上・田邊 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3・4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E33G |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 情報基礎実験では,ハードウェアシステムの開発の基礎となる電子デバイス,電子回路,論 理回路,ソフトウェアシステムの開発の基礎となる数値計算,データ処理,数値シミュレーションなどからテーマを設定している。 (1)各分野における諸原理を理解し、身につけることができる。 (2)各種の測定技術を身につけることができる。 (3)客観的な観察力と考察力を身につけることができる。 (4)報告書の作成法を身につけることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
少人数(3~5名程度)の実験班に分かれ,全員が協力して実験を行う。各回に行う実験テーマは実験班によって異なるので、初回の説明を必ず受けること。 各実験の開始前の説明および終了後のディスカッションにより内容を理解し,各テーマごとのデータの取りまとめ方を確認できるようにしている。 次の実験時に前回の実験の内容及び考察についてまとめ,本レポートとして各自提出する。 |
履修条件 | 基礎電気電子実験を受講していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 実験の実施方法についての説明,実験テーマの説明(1) |
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第2回 | レポートの書き方の説明,実験テーマの説明(2) |
第3回 | J-1 論理回路 3~4入力信号によるAND or OR 回路における入出力信号の観測と真理値表における確認。 NOT 回路における入出力信号の観測と真理値表における確認。 その他各種の組み合わせた回路における入出力信号の観測と真理値表における確認。 |
第4回 | J-2 騒音の測定 班ごとに設定した数か所の測定点における騒音計データの採取とデータの取りまとめを行う。 ・突発的な音源 ・基本的なベース音源 ・周期的に発生する音源 |
第5回 | J-3 波形変換 シュミット回路および微積分回路を利用したアナログ信号のデジタル信号化などについて,発生する波形の形状的変化及び性質と回路素子内での役割等を理解する。 |
第6回 | J-4 マルチバイブレータ 双安定,単安定,無安定の各種マルチバイブレータ回路より発生する波形の形状的変化及び性質と回路素子内での役割等を理解する。 |
第7回 | J-5 アナログコンピュータ 通常利用されるデジタル数値計算による解析に対して,自動制御の解析などでの連続解析や工学上の問題を解析するうえで利用されるアナロゴコンピュータの原理と基本動作を理解すること。 |
第8回 | J-6 CMOS 基板回路内の各種回路素子の原理と基本動作を理解すること。 |
第9回 | レポート指導と復習(1) 前半に提出すべきレポート課題において,データ整理が不十分であった点や調べて記入すべきであったが不十分であったために返却されたレポートに対する指導と,後半の実験に対する個別指導を行う。 |
第10回 | J-7 ロボット制御(1) ロボットに課題を解決させるためのプログラミング作成を通じて,基本的なアルゴリズム作成能力を身に付ける。 |
第11回 | J-8 ロボット制御(2) ロボット制御(1)に引き続き実験テーマに取り組むことにより、さらなるアルゴリズム作成能力を身に付ける。 |
第12回 | J-9 数値計算 統計的な手法を利用して円の面積を求める事により「π」の数値を求める事を通して「モンテ カルロ法」を理解する。 |
第13回 | J-10 データ処理 表計算ソフト「エクセル」によりデータのばらつきを整理し,基本的な統計処理である平均値や中央値などを求め,表やグラフによりデータを要約する能力を身に付ける。 |
第14回 | J-11 CPUシミュレーター 電気回路としてのCPU の理解するために,アセンブリ言語や機械語を用いながらCPU の内部の電子回路の動作について学ぶ。 |
第15回 | レポート指導と復習(2) これまでに提出されたレポート課題において,データ整理が不十分であった点や調べて記入すべきであったが不十分であったために返却されたレポートに対する指導を行う。 |
その他
教科書 |
『情報基礎実験』 配布(非売品)
教科書は配布する。
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参考書 |
各実験毎に各自図書館等で調べること。もちろん各科目の教科書も利用できる。
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成績評価の方法 及び基準 |
出席が総授業時間数の5分の3に満たない場合は履修放棄として取り扱い,学業成績の査定を行わない。 また30分を超える遅刻は欠席として扱い,そのままでは当該実験は許可しない。 成績評価は,実験への取り組み態度,レポートの提出状況と内容から総合評価する。 ※すべての実験を行い,すべての実験レポートが受け取られていることが必要である。 |
質問への対応 | 実験室,研究室などで担当者が答える。 |
研究室又は 連絡先 |
実験室(9号館4階945実験室)047-469-5520 井上(9号館1階916G室) inoue.fumio@nihon-u.ac.jp 田邊(9号館1階916F室) tanabe.kazuo@nihon-u.ac.jp 駒田(9号館1階911A室) komada@smt.jcn.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 田邊
月曜 船橋 13:20 ~ 14:50 井上
月曜 船橋 12:10 ~ 13:10 駒田
火曜 船橋 16:40 ~ 18:10 井上
水曜 船橋 16:40 ~ 18:10 駒田
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学生への メッセージ |
全ての専門科目の授業が実験と並行して行われるので,それぞれの科目の内容を関連づけて 学んで行くことが必要である。 遅刻,欠席は減点の対象となりうるので,極力,休まないようにすること。 欠席等により,補修実験が必要と判断した場合に限り、補修実験時間を別に設定する。 |