2017年 短期大学部 シラバス - 総合教育科目・補充教育科目
設置情報
科目名 | 行列と行列式 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 前田 知人 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | N31A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 理工学の分野において幅広く利用される線形代数学の入門的事項として,行列と行列式の演算,連立1次方程式の一般論などについて学ぶ。以下の項目を学修成果の到達目標とする。 (1) ベクトルと行列に関する諸定義や演算規則を正しく理解し,実行できる。 (2) 連立1次方程式の解法を習得する。 (3) 行列式の基本性質を理解し, 具体的な計算ができる。 (4) ベクトルの1次独立と1次従属の概念を理解し,その判別法を習得する。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
教科書・補充プリント・板書を中心に講義形式の授業を行う。 |
履修条件 | 習熟度別クラス編成を行う。 |
授業計画
第1回 | 行列と数ベクトル 行列やそれに関連した諸定義(行,列,成分など)について学習する。 |
---|---|
第2回 | 行列の演算 行列の和,スカラー倍,積,転置などについて学習する。 |
第3回 | 行列の分割,行列と連立1次方程式 行列をブロック分割して計算する方法,行列を用いて連立1次方程式を表現する方法を学習する。 |
第4回 | 基本変形,掃き出し法 行列を変形して連立1次方程式を解く方法を学習する。 |
第5回 | 簡約な行列,階数 行列の簡約化について学習する。 |
第6回 | 連立1次方程式を解く 不定解・不能解となる場合を含む一般の連立1次方程式を解く方法を学習する。 |
第7回 | 正則行列 逆行列を求める方法を学習する。 |
第8回 | 小テスト(1)とその解説 |
第9回 | 行列式の定義と性質(1) 置換の概念及び行列式の定義,計算方法を学習する。 |
第10回 | 行列式の定義と性質(2) 行列式の性質を利用して,高次の行列式を計算する方法を学習する。 |
第11回 | 余因子行列とクラーメルの公式 行列式を用いて連立1次方程式を解く方法を学習する。 |
第12回 | 1次独立と1次従属 ベクトルの1次関係及び1次独立なベクトルの最大個数について学習する。 |
第13回 | 小テスト(2)とその解説 |
第14回 | 理解度確認テスト及びその解説 |
第15回 | まとめと振り返り |
その他
教科書 |
三宅敏恒 『入門線形代数』 培風館 2008年 第39版
|
---|---|
参考書 |
立花俊一・成田清正 『エクササイズ線形代数』 共立出版株式会社
|
成績評価の方法 及び基準 |
(1)授業への取組状況・課題レポートなど平常点50%, 通常試験及び理解度確認テスト50%で評価する。 (2)出席回数が授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄として取り扱い,学業成績を評価E(判定不可)とする。 (3)授業開始から30分を経過した後に入室した場合は,欠席として取り扱い,出席回数には数えない。 |
質問への対応 | 研究室で随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
9号館1階911B号室 maeda.tomohito@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 9号館1階911B号室
金曜 船橋 12:15 ~ 13:15 9号館1階911B号室
|
学生への メッセージ |
遠慮なくどんどん質問に来てください。 |