2017年 短期大学部 シラバス - 総合教育科目・補充教育科目
設置情報
科目名 | 微分積分Ⅱ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 江下 和章 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | N31F |
クラス |
概要
学修到達目標 | (1) 1変数関数の微分積分の発展的事項を理解し,計算できるようにする。 (2) 多変数関数の偏微分法・重積分法を理解し,計算できるようにする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書・補充プリント・板書を中心とした講議形式の授業を行う。 週2回の授業となるため,授業時間には特に注意すること。 |
履修条件 | この授業とともに「数学演習II」を履修すること。 習熟度別クラス編成を行う。 |
授業計画
第1回 | 復習,概説,高次導関数 (1)「微分積分I」の復習,本授業の内容の概説を行う。 (2) 高次導関数の計算法を学習する。(§3.4) |
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第2回 | テイラー展開・マクローリン展開 関数を多項式で近似する方法を学習する。(§6.2) |
第3回 | ロールの定理,平均値の定理,テイラー定理,マクローリン定理 マクローリン展開の理論的背景を学習する。また,関数とその近似式の誤差を調べる方法を学習する。(§6.2) |
第4回 | コーシーの平均値の定理,ロピタルの定理 ロピタルの定理を用いて不定形の極限を計算する方法を学習する。(§6.3) |
第5回 | 部分分数分解と有理関数の積分法 有理関数の積分するための具体的方法を学習する。(§4.4) |
第6回 | 広義積分 広義積分(定積分を拡張した概念。異常積分・無限積分など)を学習する。(§5.3) |
第7回 | 補足事項,演習 (1) 1変数の微分積分に関する補足事項(微分積分学の基本定理の証明など)を学習する。 (2) 1変数の微分積分に関する関する問題演習を通じて,理解の定着を図る。 |
第8回 | 2変数関数の極限,偏微分 2変数関数の意味,グラフ,極限・連続性を学習する。また偏微分法の計算法を学習する。(§7.1) |
第9回 | 2変数関数の偏微分・全微分と応用 (1) 2変数関数の全微分法を学習する。(§7.1) (2) 合成関数,極値問題,陰関数の微分など,偏微分・全微分を用いた応用を扱う.(§7.2, §7.3) |
第10回 | 重積分の定義,長方形領域での重積分 基本的な重積分の計算方法を学習する。(§8.1) |
第11回 | 累次積分法,累次積分の順序の交換 前回より複雑な重積分の計算方法を学習する。(§8.1) |
第12回 | 重積分の変数変換,極座標での重積分 重積分の極座標変換を使い、前回で計算不能だった重積分を計算する方法を学習する。(§8.1) |
第13回 | 演習 ここまでの内容の問題演習を通じて,理解の定着を図る。 |
第14回 | 平常試験およびその解説 |
第15回 | まとめ,応用 授業の総括をする。また,これまで学習した内容を用いて応用問題を解く。 |
その他
教科書 |
矢野健太郎・石原繁 『微分積分』 裳華房
(「微分積分I」と同一)
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常点40%,期末試験60%で評価する。 出席が3/5未満の場合は履修放棄とみなす。 |
質問への対応 | 授業中以外で質問したい場合は下記の研究室に来ること。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎9号館921C号室(水曜または金曜,昼休み) |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
2変数関数における偏微分と重積分は,専門科目を理解するうえで重要です。遠慮なくどんどん質問に来てください。 |