物理Ⅰ (N43C)

学修到達目標	工学系学問の基礎である物理学を学ぶことは，自然現象や科学を理解していく上でとても大切でる。また，化学の分野も物理をさけて語ることはできない。したがって，物理学の基本である力学に重点を置いて，講義を進めていき，具体的な物理現象を取り上げながら説明していく。また、物理学の基本原理と基本的概念を学ぶことを目的とする。
授業形態及び授業方法	板書を中心として行う。
履修条件	微分積分Ⅰを受講すること。また，物理を習わなかった学生は，理数基礎演習Bを履修することがのぞましい。

第1回	力学が対象とするもの
第2回	位置ベクトルと座標位置と座標系，2次元極座標と弧度法
第3回	質点の運動学速さ・速度・加速度（一次元運動・三次元運動）
第4回	運動学から力学へ基本的運動（等速運動・等加速度運動・等速円運動）
第5回	質点の力学１ニュートンの運動の法則
第6回	質点の力学２ニュートンの運動の法則
第7回	中間テスト及びその解説
第8回	自然界の様々な力自然界の4つの基本的な力
第9回	巨視的な物体にはたらく力１（垂直抗力・摩擦力・抵抗力）
第10回	巨視的な物体にはたらく力２（垂直抗力・摩擦力・抵抗力・単振動）
第11回	様々な力のもとでの質点の運動１（摩擦力のもとでの運動・弾性力のもとでの運動・減衰振動）
第12回	様々な力のもとでの質点の運動２（摩擦力のもとでの運動・弾性力のもとでの運動・減衰振動）
第13回	力学的エネルギーとその保存則１（仕事・保存力と位置エネルギー）
第14回	力学的エネルギーとその保存則２（力学的エネルギー保存則）
第15回	理解度確認テスト及びその解説

教科書	山本貴博『基礎からの物理学』裳華房 2016年第１版
参考書
成績評価の方法及び基準	課題レポート２０％,中間テスト３０％,理解度確認テスト５０％を総合して評価する。出席が総授業時間の５分の３に満たない場合は履修放棄と見なし学業成績の査定を行わない。
質問への対応
研究室又は連絡先	研究室：船橋校舎9号館2階921D室 toyoda.haruki@nihon-u.ac.jp
オフィスアワー	月曜船橋 12:15 ～ 13:15
学生へのメッセージ	常日頃から，自然現象や物体の運動について意識して考えてみることが大切である。それを通して，物理学が一番身近かな学問であことに気づいてほしい。

2017年 短期大学部 シラバス - 総合教育科目・補充教育科目