2017年 短期大学部 シラバス - 総合教育科目・補充教育科目
設置情報
科目名 |
思想史
多様な世界観理解のための哲学思想
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 雨宮 久美 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | N53C |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 現代思想の源流を形成した人生観と世界観とは何かの基礎と基本を学ぶことで、現今の多種多様な思想があることへの興味を持っていただき、多種多様な人間関係への柔軟な考えを身につける。 |
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授業形態及び 授業方法 |
資料配布により、テキストの理解の手助けとし、毎回の板書でさらに解説を加える。 |
履修条件 | 高校卒業程度の世界史と国語の知識。文章表現技術。 |
授業計画
第1回 | 講義の進め方、日頃の勉強の仕方、到達度確認試験の形式の説明及び採点基準の説明。テキストのはしがき解説及び思想と人間生活、歴史、文化との関連を知る。 |
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第2回 | 紀元前の哲学者たちの自然観:神話の世界観から脱した古代哲学者たちの思想について知る。 |
第3回 | 愛と知の思想:ソクラテスとプラトンの思想。愛知の思想とイデア論について知る。 |
第4回 | 幸福と道徳の思想:アリストテレスとカント哲学から幸福と道徳について知る。 |
第5回 | キリスト教の思想:アガペーの概念と信仰の関係について知る。 |
第6回 | 経験論と社会哲学の思想:自然科学の進歩に貢献した思想と、社会システムを把握する思想の始りを知る。 |
第7回 | 合理論と汎神論の思想:迷信、俗信の打破に連なる思想のはじまりを知る。 |
第8回 | 平等の思想と教育論:平等という価値について考え、ルソーの教育論について知る。 |
第9回 | 観念論の思想:理性批判による理性の正しい使用法の思想。世界の中に潜在する理性に関する具体的表現の特色を知る。 |
第10回 | 功利主義の思想:快楽主義思想の復権による、資本主義社会での人間解釈。快楽における質と量に関する思想を知る。 |
第11回 | 実存主義の思想:個人のあり方と生き方を、現実存在として把握する思想。個の独自性と全体的把握法との葛藤、自己認識への深化へのいざないを知る。 |
第12回 | 日本人の信仰と芸能:日本の伝統芸能の背景にある宗教思想との関係について知る。 |
第13回 | 近代日本の芸術思想:明治以降に形成された日本の美について岡倉天心の思想から考える。 |
第14回 | 理解度確認テスト及びその解説:さらに社会に役立つか役立たないかの区別基準を提示した実用主義思想の解説資料の配布。 |
第15回 | 理解度確認テスト及びその解説:さらに現代思想の源流のまとめと現今の思想概略の解説資料の配布。 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
石浜弘道編 『 哲学』 Next 教科書シリーズ 弘文堂 2016年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
考える力を養うために授業時間内での積極的参加と授業理解と到達度を確認するリアクショ ンペーパー(40%)を行う。さらに全体的な知識の理解度、哲学的な判断力を期末テスト(60%)で確認し、GPA制度の基準に従って合否および優劣の評価を行う。 |
質問への対応 | 授業終了後に教室で質問を受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
5号館講師室 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
欠席する場合は、必ず理由をつけて後日でも提出してください。課題はよく考え、自分でまとめてから提出してください。 |