2017年 短期大学部 シラバス - 総合教育科目・補充教育科目
設置情報
科目名 | 経済学入門 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 鈴木 明 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | N53Q |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | マクロ経済学およびミクロ経済学の初歩を学ぶ.それによって経済学の基本的な考え方を知るとともに,現実の経済を見る上で最低限必要な知識を身に着け,この知識を用いて積極的に経済情報に接し,経済の仕組みを理解できるようになることを目標とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を中心とした講義形式で授業を進めるが,必要に応じて小テストを行う他,官庁の統計資料を調べるなどの課題を課し,受講生にも積極的に授業に参加してもらう.また授業でプリントを配布し説明を行う回もあるが,このプリントは後の授業でも再度使用することがあるので,毎回必ず持ってくること. |
履修条件 | 選択 |
授業計画
第1回 | 経済学の概要と本講義の範囲 (1)経済学の概要の説明 (2)本講義の内容 (3)成績評価の説明 第2回目以降の授業概要を説明するので,それをもとに各回準備をして授業に臨むこと. |
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第2回 | 序論 (1)経済の概念 (2)経済活動の3主体 (3)生産要素とその報酬 (4)財の分類 今後授業で用いる様々な経済の基礎概念を説明する.高校までに学んだ内容も含まれているので,よく復習しておくこと. |
第3回 | 序論 (1)日本経済の現況 (2)統計数字から見た日本経済 1 官庁の統計資料を調べる課題を出す.調べ方も説明するので,必ず自分で調べておくこと. |
第4回 | 序論 (1)国民経済の循環 (2)統計数字から見た日本経済 2 官庁の統計資料を調べる課題を出す.調べ方も説明するので,必ず自分で調べておくこと. |
第5回 | マクロ経済学 (1)経済規模の概念 (2)様々な経済規模 1 マクロ経済学の基礎となる経済規模の概念を学ぶ.様々な経済規模についても学ぶので,どのような経済規模があるかあらかじめ調べておくこと. |
第6回 | マクロ経済学 (1)様々な経済規模 2 (2)経済規模の3面等価 前回と今回で学んだ様々な経済規模の間の関係についてよく整理しておくこと. |
第7回 | マクロ経済学 (1)経済学における需要と供給 (2)需要項目の分類 (3)消費需要 (4)投資需要 経済規模の決定要因について2つの学説があることを理解し,経済規模を需要面から見たとき,需要がどのように分類されるか,それぞれの需要が何を意味しているかよく復習しておくこと. |
第8回 | マクロ経済学 (1)民間需要と均衡国民所得の決定 (2)政府支出と均衡国民所得の決定 均衡国民所得がどのように決まるのか,数式の意味をよく理解しておくこと. |
第9回 | マクロ経済学 (1)国外需要と均衡国民所得の決定 (2)完全雇用国民所得 国民所得と雇用の水準の間にどのような関係があるか,数式の意味をよく理解しておくこと. |
第10回 | ミクロ経済学 (1)需要曲線 (2)需要曲線のシフト 高校でも学んだ需要曲線についてあらかじめ知識を確認しておくこと. |
第11回 | ミクロ経済学 (1)供給曲線 (2)供給曲線のシフト 高校でも学んだ供給曲線についてあらかじめ知識を確認しておくこと. |
第12回 | ミクロ経済学 (1)均衡価格の決定 (2)需要曲線のシフトと均衡価格の変化 (3)供給曲線のシフトと均衡価格の変化 均衡の概念と需要曲線・供給曲線を用いた均衡価格の決定,変化についてよく整理しておくこと. |
第13回 | ミクロ経済学 (1)消費者余剰 (2)生産者余剰 (3)総余剰 (4)資源配分の効率性と市場の役割 余剰とは何か,そして余剰はどのように測られるか,また余剰の概念がどのように市場の役割とかかわっているか整理しておくこと. |
第14回 | ミクロ経済学 (1)市場の失敗の概要 (2)外部性の問題 (3)公共財供給の問題 市場機構,価格機構がうまく機能しない場合があること,そしてそれがどんな場合であるかよく整理しておくこと. |
第15回 | 理解度確認テストとその解説 授業の理解度を確認するための試験とその説明 |
その他
教科書 |
使用しない
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参考書 |
藪下史郎他編 『入門・経済学』 有斐閣 2013年 第3版
西村和雄著 『ミクロ経済学入門』 岩波書店 1995年 第2版
中谷巌著 『入門マクロ経済学』 日本評論社 2007年 第5版
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成績評価の方法 及び基準 |
成績は第15回目実施の理解度確認テストを70%,平常点(複数回実施する小テスト等)を30%としてつける.なお理解度確認テストは参考書,ノート,電卓等の持ち込みは一切不可とする. |
質問への対応 | 授業中,授業後,オフィスアワー時に対応.全体に周知できるので授業中の質問が望ましい. |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎5号館4階542室 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 16:40 ~ 18:10
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学生への メッセージ |
上述のように本講義では受講生にさまざまな課題を課す.したがって自分で勉強する意欲がないと単位取得は難しい.やる気のある受講生を望む. |