2017年 大学院理工学研究科 シラバス - まちづくり工学専攻
設置情報
科目名 | まちづくり工学特別演習 | ||
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設置学科 | まちづくり工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 天野・岡田 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 4 | 曜日時限 | 土曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E65A |
クラス |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
まちづくりの要諦は、まちの魅力を見出し、それらを広く共有したうえで、魅力を高め、“誰もが暮らしやすいまち”、“訪れて楽しいまち”をつくりあげていくことにある。当研究室では、そうしたまちづくりの理論、手法、プロセス等に関して、主に「歴史」や「景観」の観点からその本質を解き明かす研究を行う。 なお、それらは必ずしも、まちの「歴史」そのものを研究することが目的ではなく、歴史に培われたまちの魅力を見出し、それらを現在のまちづくりや観光振興にいかに生かしていくかという「現在」の視点を重視する。つまり、たとえ観光や福祉に関わる研究テーマであっても歴史や景観の観点を含むテーマであれば、あるいは物事の本質を突いた研究テーマであれば、広く受け入れる。大まかな調査・研究テーマを以下に例示する。 ○日本オリジナルの都市デザインの原点を探る:城下町研究、都市形成史研究、集落研究、地名研究、水都研究 ○東京五輪に向けて水都の魅力を再生する:都市河川における水辺活用に関する研究、公的空間活用に関する研究 ○まちづくりの“限界”に挑戦する(限界集落のサステナビリティ):農山村集落における地域資源に関する研究 ○歴史まちづくりの枠組みを再構築する:歴史まちづくりの効果に関する研究、歴史まちづくりの制度に関する研究 ○日本版コミュニテイの本質をえぐる:エスニック・コミュニティ研究、日系移民研究、自治組織研究 ○戦後のまちづくりを問い直す:戦後のまちづくり史に関する研究、戦後土木施設の歴史・文化的価値に関する研究 ○新たな観光の潮流を形作る:インフラツーリズムに関する研究、まち歩き観光に関する研究 ○景観に取組む意義を見出す:景観まちづくりの効果に関する研究、景観行政の変遷に関する研究 |
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学修到達目標 | これまでに学修した知識を総動員して、研究課題を見出し、その解決に向けた研究目的を設定し、目的達成のための研究方法を構築し、研究方法に基づき得られた結果を分析・考察し、研究成果としてまとめ上げる高度な研究能力を養うことを目標とする。 |
研究指導の計画・ 研究指導の方法 (授業形態・授業 方法) |
研究室に所属する学生によるゼミナール方式及び個別面談方式により実施する |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
まちづくりにかかわる専門的な知識を習得していることが望ましい |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
研究への取組み姿勢及び研究成果等を総合的に判断して評価する |
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質問への対応 | 質問は随時受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
駿河台キャンパス お茶の水校舎C108 阿部研究室 |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:20 ~ 13:00 お茶の水校舎C108 阿部研究室
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学生への メッセージ |