2017年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 | 物質化学特別研究 | ||
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設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 2年 |
担当者 | 伊掛 浩輝 | 履修期 | 年間 |
単位 | 6 | 曜日時限 | 土曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L66F |
クラス |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
高分子/無機ハイブリッド材料やイオン液体高分子などを合成し,新規な高分子材料の開発をめざす.高分子材料とその機能には,ナノメートルスケールでの内部組織の制御が必須である.このため,材料設計に基づきゾル-ゲル法,自己組織化,錯体化学などの手法を取り入れ新規高分子材料の作製を行う.また,微細構造を制御する手法として,アニーリングプロセス,電場,磁場などによる結晶化や配向化などを手がける.さらに,内部組織の構造解析手法として,X線小角散乱,広角回折,動的粘弾性,電子顕微鏡などのさまざまな手法を駆使し構造評価を行う. |
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学修到達目標 | 『グローバルな視野に立ち,ユニークな思考力を発揮できる化学技術者の育成』の専攻理念に基づき,日頃の研究活動を通して,実践の中から研究遂行力,プレゼンテーション能力,化学技術者としての高い倫理性を培っていく.また,研鑽の上,真善美に裏打ちされた豊かな人間性と独創的な研究開発力を有する若きエンジニアの育成をめざす. |
研究指導の計画・ 研究指導の方法 (授業形態・授業 方法) |
所属研究室,国内外との研究交流を通じての実践的な研究活動.はじめに,受動的に教わるのではなく,自ら学び知識を得るといった挑戦的な姿勢を身につけさせ,その後,国内外の学会等に参加し,研究交流を深めることで,国際社会で活躍できる実力の養成につとめる.そのために,指導教員とのディスカッション,研究調査,研究計画の立案,実験活動,研究発表,成果としての修士論文作成を行い実践的な実力養成につとめる. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
人々は華々しい研究成果に目が行きがちだが,その裏側には誰の目にも留まらない地道な試行錯誤の連続がある.また,思うような成果が得られない悶々とした日々は,内面のすさまじい葛藤があり,自身との戦いでもある.化学技術者を目指す上で,孤独を愛し,悶々とした葛藤に耐え得る強健な肉体と健全な精神が不可欠とある.克己心と向上心を具備した若者にぜひチャレンジしてほしい. |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
研究活動状況,研究発表状況(国内外での学会発表・ジャーナルへの論文投稿),修士論文の内容など,研究に取り組む姿勢を総合的に判断して評価する. |
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質問への対応 | 研究内容や研究方針への質問については,原則,研究ミーティングの時に対応する.研究の進捗に応じて必要な際に質問に応じるが,安易な質問はしないこと. |
研究室又は 連絡先 |
高分子工学研究室(2号館1階214室) |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 09:00 ~ 10:30 高分子工学研究室 研究ミーティング
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学生への メッセージ |
社会に巣立つ直前の皆さんには,研究室での実践的な研究活動を通じて,自己研鑽に励み,幅広い視野と創造性豊かな化学技術者に成長してほしいと願っている.また,高い倫理観を持ち,真善美に裏打ちされた豊かな人間性を具備した中堅技術者として,社会の建設的な成長にぜひ貢献してほしいと願っている. |