2017年 大学院理工学研究科 シラバス - 量子理工学専攻
設置情報
| 科目名 | 原子核物理学Ⅰ | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 量子理工学専攻 | 学年 | 1年 |
| 担当者 | 田中 俊成 | 履修期 | 後期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜6 |
| 校舎 | 駿河台 | 時間割CD | P46B |
| クラス | |||
概要
| 学修到達目標 | 原子核の性質、構造、放射線と物質との相互作用、原子核実験、核反応等について、学部レベルの講義で培った力学、量子力学と電磁気学の知識を活用し理解できることを目標とする。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
授業は講義形式で行うことを基本とする。少人数の場合には、ゼミナール形式も考慮し、学生の理解度に配慮しながら段階を踏んで進める。 |
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準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
力学、電磁気学、量子力学 |
授業計画
| 第1回 | 原子核の基本的性質1 原子核の構成粒子、質量、結合エネルギー、原子核の大きさとその定義について解説する |
|---|---|
| 第2回 | 原子核の基本的性質2 原子核のスピン、パリティ、統計、原子核の電磁気モーメントについて解説する。 |
| 第3回 | 核力について1 重陽子のエネルギー状態を例に、核力について解説する。 |
| 第4回 | 核力について2 低エネルギー陽子-中性子散乱、波動関数の位相のずれについて解説する。 |
| 第5回 | 核力について3 高エネルギー陽子-中性子散乱、低エネルギー陽子-陽子散乱について解説する。 |
| 第6回 | 核力について4 高エネルギー陽子-陽子散乱、核力の中間子論について解説する。 |
| 第7回 | 原子核の構造1 独立粒子模型と殻模型について概説する。 |
| 第8回 | 原子核の構造2 殻模型について、スピン軌道相互作用の効果について解説する。 |
| 第9回 | 原子核の構造3 一粒子殻模型について解説する。 |
| 第10回 | 原子核の構造4 原子核の基底状態の磁気モーメントの特徴について解説する。 |
| 第11回 | 原子核の構造5 配位混合、対相関、残留相互作用による殻構造、殻模型の精密化について解説する。 |
| 第12回 | 原子核の構造6 原子核の殻模型全体を振り返る。 |
| 第13回 | 原子核の構造7 原子核の集団励起、集団模型について解説する。 |
| 第14回 | 原子核の安定性について解説する。 |
| 第15回 | 放射線と物質との相互作用について解説する。 |
その他
| 教科書 | |
|---|---|
| 参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
講義資料を毎回配布する。
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| 成績評価の方法 及び基準 |
期末にいくつかの問題についてレポートの提出を課し、解答を評価する。 |
| 質問への対応 | 質問は随時受け付ける |
| 研究室又は 連絡先 |
船橋校舎物理実験B棟2階 電話:船橋校舎5974(一般回線047-469-5974)Email:tanaka@lebra.nihon-u.ac.jp |
| オフィスアワー |
月曜 船橋 14:00 ~ 19:00 物理実験B棟2階研究室で対応
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| 学生への メッセージ |