2018年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | ゼミナール | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 田中(賢)・阿部 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E66M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | まちづくりを担う人材として必要とされる素養や、プロデュース役、プランナーとしての見方、基本を学ぶ。これまでの土木・建築分野の領域の見方を超えて、より総合的課題解決、創造的・高付加価値型の見方やアプローチを学修する。本科目は,まちづくり工学科の学習・教育到達目標A~Iのうち,F「生涯自己学習能力」の達成に主力的に関与する重要な科目である.また,D「専門応用学力」,E「実見・実習・演習を通した計画的遂行能力」,G「デザイン・総合力」,I「ファシリテイト能力・コミュニケーション能力」の達成に補足的に関与する科目である. |
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授業形態及び 授業方法 |
授業形態は大きくは二つよりなる。前期は、市町村又は区役所を対象地域として、自分で研究テーマを見出し、ヒアリング・調査を通し、当該市役所等の幹部職員等に中間発表を実施し、そこでの指摘事項を踏まえ最終発表を行う。後期は、前期の結果を踏まえ、自分の研究テーマを精査し、研究室内でのグループワーク、テーマごとの講義、有識者との意見交換/ヒアリングを通し、研究室内で発表する。 |
履修条件 | まちづくりの最前線で活躍したい学生を対象とするため、都市の活性化・魅力化など、現在のまちづくりに関心・興味を持つことが望まれる。 |
授業計画
第1回 | 行政との連携プログラム(前期プログラム)の説明 目的・趣旨、進め方、スケジュール、留意点などを説明する。ここでは、より付加価値の高いまちづくり、価値創出型のまちづくりを標榜する。 連携先として、それぞれは自分の進路や関心に基づき、船橋市役所(予定)か、中野区役所(予定)を選択する。 |
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第2回 | ⑴ 「付加価値型のプロジェクト」とはなにか、どうすればよいかについて、講義を行い討論する。 |
第3回 | ⑵ まちづくりにおける「付加価値」「価値創出」の考え方、手法、マネジメント等に関して講義を行い討論する。 ⑴⑵を通して、各自がそれぞれに取り組むテーマを決定する。 |
第4回 | ⑶ 船橋市(予定)又は中野区(予定)を訪ね、自分が選定したテーマにもとづき、それぞれの地方公共団体に提案を行うためヒアリングと資料収集を実施する。(第1回) |
第5回 | ⑷ 船橋市(予定)又は中野区(予定)を訪ね、自分が選定したテーマにもとづき、それぞれの地方公共団体に提案を行うためヒアリングと資料収集を実施する。(第2回) |
第6回 | ⑸ 各自が連携先の地方公共団体(船橋市役所又は中野区)に対し行う提案について研究室内で説明し、全員で議論する。 またその際の助言・指摘・意見をもとに、自分としての提案に磨きをかける。 |
第7回 | ⑹ 研修室内で中間発表に向け、予行練習を行う。その際の指摘等を受け、中間発表に備える。 |
第8回 | ⑺ 連携先の地方公共団体において、当該幹部・職員に対する提案発表会(中間発表)を開催し、それぞれがプレゼンテーションを行う。 |
第9回 | ⑻ それぞれが中間発表において出された指摘やコメントを整理し、その内容の確認を研究室内で議論する。 |
第10回 | ⑼ ⑻を踏まえ、それぞれが中間発表の提案を充実させる方針を、研究室内で説明する。 |
第11回 | ⑽ 改めて、「付加価値型のまちづくり」「価値創出型のまちづくり」について説明し、それぞれの提案についてアドバイスを行う。 |
第12回 | ⑾ 最終成果発表に向け、連携策の地方公共団体における現地調査・意見交換を行う。(第1回) |
第13回 | ⑿ 最終成果発表に向け、連携策の地方公共団体における現地調査・意見交換を行う。(第2回) |
第14回 | ⒀ 研究室内で最終成果発表に向けた予行練習を行う。その際の指摘などを踏まえ、最終成果発表に向け備える。 発表はパワーポイントでもって行う。 |
第15回 | 連携先の地方公共団体において、当該幹部・職員に対する提案発表会(最終成果発表)を開催し、それぞれがプレゼンテーションを行う。 その際、それぞれに地方公共団体から提案発表についての評価をもらう。 |
第16回 | 前期の課題である「行政の連携プログラム」について全員で総括する。また併せて各自が提案内容、自分なりに得られた成果等についてとりまとめ発表する。 |
第17回 | 後期のプログラム(各自の研究テーマを絞り込み、ヒアリング、問題把握、情報・資料収集、調査の段取りを行う)について説明する。 |
第18回 | ⑴ 前期プログラムも踏まえつつ、各人がそれぞれの研究テーマをもとにそのアプローチ方法等を素描する。 |
第19回 | ⑵ 各人の研究テーマとアプローチ方法を研究室内で発表する。(第1回) |
第20回 | ⑶ 各人の研究テーマとアプローチ方法を研究室内で発表する。(第2回) |
第21回 | ⑷ 各人の研究テーマとアプローチ方法について、研究室内でグループワークを実施する。 (第1回) |
第22回 | ⑸ 各人の研究テーマとアプローチ方法について、研究室内でグループワークを実施する。 (第2回) |
第23回 | ⑹ 有識者との意見交換(勉強会の実施) |
第24回 | ⑺ 有識者との意見交換・ヒアリングの実施 |
第25回 | ⑻ 「地方活性化と地方創生」について講義を行う。各自がその内容を自分の研究テーマおよびアプローチ方法に活かすよう努める。 |
第26回 | ⑼ 「ライフスタイルのブランド化とまちづくり」について講義を行う。各自がその内容を自分の研究テーマおよびアプローチ方法に活かすよう努める。 |
第27回 | ⑽「物語まちづくり」について講義を行う。各自がその内容を自分の研究テーマおよびアプローチ方法に活かすよう努める。 |
第28回 | ⑾ 後期の研究室内での研究発表のための準備作業を行う。(第1回) |
第29回 | ⑿ 後期の研究室内での研究発表のための準備作業を行う。(第2回) |
第30回 | 後期の研究成果を研究室内で各自が発表し、取りまとめる。 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
それぞれが取り組むテーマに関する書籍や資料については、ゼミ活動のなかで推薦する。
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成績評価の方法 及び基準 |
「課題レポート(20%)」、「ゼミナールで行う行政(市役所/区役所)への提案成果/発表」(30%)」「年度末に行う研究室での研究発表成果(30%)」、「平生の研究態度(熱心さ・研究/調査の深さ・真剣さ)(20%)」により、成績を評価する。30回のゼミナール回数のうち、出席数が7割に満たない場合は評価対象とはしない。 |
質問への対応 | 高村研究室(後述連絡先の通り)で随時受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
高村研究室 TEL:03-3259-0655 E-mail:takamura.yoshiharu@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 13:00 ~ 14:00
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学生への メッセージ |
決められた日には、必ず出席すること。ゼミナールの後、卒論研究に入っていくため、ゼミナールの後半では、卒論研究のテーマを見出すよう努めること。 |