2018年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 基礎化学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 平野 壮哉 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | P13Q |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 「物質」についての知識は,「材料化学」や「環境学」を学ぶ上で基礎的な情報として必須である。この「物質」の性質や反応を理解するには,微視的に(ミクロな視点で)原子や分子を理解することが重要である。「基礎化学」では,このような見方を通して物質とこれに関わる現象を理解・説明できるようにする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書とスクリーンを併用した講義形式で行う。必要に応じて、適宜プリントを配布しながら進める。レポート課題を課す場合があり、次週の提出を基本とする。 |
履修条件 | 選択科目 |
授業計画
第1回 | 授業の進め方、化学のなりたち、物質とは(単体、化合物、混合物、同素体)、同位体と原子量 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回に確認する。 |
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第2回 | 原子の構造について、水素原子のスペクトル(分光) 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第3回 | 量子論と電子配置(1)・・・波動の性質と粒子の性質(ミクロの世界での運動、リュードベリー の式、ボーアの水素原子モデル) 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第4回 | 量子論と電子配置(2)・・・シュレディンガーの波動方程式、量子数、電子配置 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第5回 | 元素の種類、周期性の理解・・・周期表、族の性質、原子半径、イオン化エネルギー、電子親 和力、電気陰性度 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第6回 | 化学結合(1)・・・化学結合の基礎(ルイスの点電子式、オクテット則とは)、イオン結合とイ オン結晶の性質 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第7回 | 化学結合(2)・・・共有結合(点電子式による理解、量子論による理解) 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第8回 | 化学結合(3)・・・混成軌道、分子の極性と形 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第9回 | 化学結合(4)・・・配位結合、金属結合、分子間力(ファン・デル・ワールス力)、水素結合 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第10回 | 物質の三態・・・物質の状態変化、蒸気圧、沸騰、状態図(相図)の理解、ギブスの相律 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第11回 | 気体・・・ボイル・シャルルの法則、理想気体の状態方程式、ガス定数、混合気体、実在気体 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第12回 | 液体1・・・溶解、溶解度(固体・気体)とは、溶液の濃度表示 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第13回 | 液体2・・・束一的性質(ラウールの法則、沸点上昇と凝固点降下、浸透圧)、コロイドの性質 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回に確認する。 |
第14回 | 固体・・・結晶と非晶質(無定形)、結晶の種類と構造(基本格子、晶系) 事前に関連用語を調べて予習する。授業後、プリント及びノートの内容を復習し、疑問点があれば次回までに確認する。 |
第15回 | 総合・トピックス 重要事項の再確認を行う。補足的な内容や最新の話題について理解する。 |
その他
教科書 |
小林憲司 他 『化学の世界への招待』 三共出版 2011年 第3版
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参考書 |
長島 弘三、富田 功 『一般化学(四訂版)』 裳華房 2016年 第46版
大月 穣 『基礎の化学』 東京化学同人 2014年年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験の成績を基本とする。 |
質問への対応 | 授業終了後あるいはオフィスアワーに対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎8号館821室 hirano※chem.ge.cst.nihon-u.ac.jp(※には@を入れてください.) |
オフィスアワー |
水曜 船橋 15:00 ~ 16:00
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学生への メッセージ |
化学的な現象や物質について大学生として知っておくような基礎学力を習得する科目です。「材料化学」を学ぶための基礎という位置づけでもあります。ぜひ積極的に勉強して欲しいです。 |