2018年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 日本文芸学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 石尾 奈智子 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | P33D |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 日本の伝統文芸、能、狂言、歌舞伎を鑑賞し、理解を深める。 近代文学がどのように成立し、展開していったかを学ぶ。 |
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授業形態及び 授業方法 |
伝統芸能の鑑賞と考察。 近代文学の講読と考察。 |
履修条件 | 明治維新以降、日本社会がどのように変容したかをおおよそ理解しておく。 |
授業計画
第1回 | 日本文芸学概説 シラバスに従って講義内容を説明する。 近代文学にいたるまでの日本の文学史を再確認する。 次回鑑賞する「能」が成立した時代を確認しておく。 |
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第2回 | 古典芸能 (1) 「能」の鑑賞と、ワークシートによる考察。 次回鑑賞する「狂言」が「能」からどのように派生したかを確認しておく。 |
第3回 | 古典芸能 (2) 「狂言」の鑑賞と、ワークシートによる考察。 次回鑑賞する「歌舞伎」が成立した時代を確認しておく。 |
第4回 | 古典芸能 (3) 「歌舞伎」の鑑賞と、ワークシートによる考察。 日本の近世時代は、どのような時代かを確認しておく。 |
第5回 | 文学史 韻文史 俳諧の発句から近代俳句へ、近世和歌から短歌へいたる近代韻文史を解説する。 明治維新以降の日本社会の変化を理解しておく。 |
第6回 | 近代短歌俳句講読 (1) 正岡子規の俳句革新・短歌革新について、子規の俳論・歌論の講読を通して解説する。 教科書の子規の俳句・短歌を一読しておく。 |
第7回 | 近代短歌俳句講読 (2) 正岡子規の生涯を映像で理解し、俳句・短歌を講読する。 教科書の夏目漱石の俳句を一読しておく。 |
第8回 | 近代短歌俳句講読 (3) 夏目漱石と子規との交流を解説し、漱石の俳句を講読する。 教科書の芥川龍之介の俳句を一読しておく。 |
第9回 | 近代短歌俳句講読 (4) 芥川龍之介の俳句観を理解し、俳句を講読する。 教科書の尾崎放哉・杉田久女の俳句を一読しておく。 |
第10回 | 近代短歌俳句講読 (5) 尾崎放哉・杉田久女の俳句を講読する 教科書の橋本多佳子、西東三鬼の俳句を一読しておく。 |
第11回 | 近代短歌俳句講読 (6) 橋本多佳子、西東三鬼の俳句を講読する。 正岡子規の短歌を一読しておく。 |
第12回 | 近代短歌俳句講読 (7) 明治の短歌を確認し、正岡子規の短歌を復習する。 教科書の与謝野晶子の短歌を一読しておく。 |
第13回 | 近代短歌俳句講読 (8) 与謝野晶子の短歌を講読する。 教科書の石川啄木の短歌を一読しておく。 |
第14回 | 近代短歌俳句講読 (9) 石川啄木の短歌を講読する。 平常試験について説明する。 |
第15回 | 平常試験およびその解説。 |
その他
教科書 |
『コレクション近代日本文学』 冬至書房 2016年 第2版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(60%)と、提出物の完成度(40%)との総合評価。 |
質問への対応 | 講義時に指示する |
研究室又は 連絡先 |
講義時に指示する |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
昨今重視されている表現力は、読解力養成のうえに成り立つ。古典芸能から近代文学までの学習を通して、表現のヒントとなる知識を得たり、現代に通じるものの見方や考え方を見出していきたい。 |