2018年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 |
教養ゼミナール
シマシマの謎:生物の形はどう決まる?
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 中原 明生 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | S15A |
クラス | 共通 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 生物の形は遺伝的に決まっていると思われがちですが、実は「シマウマや熱帯魚の縞模様」や「木の枝の枝分かれ構造」など単純な物理法則によって決定されているものも少なくありません。みなさんもこの教養ゼミを通して生物の形のでき方を決める様々な法則を体験してみましょう。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「生物の形はどう決まるか?」についてテキストを輪講形式で読んで学ぶとともに、環境の変化による生物の形の変化を実際に観察や実験によって体験することにより、生物の形態形成の本質に対する理解を深めます。なお,輪講形式で行うため,受講希望者が40名を超えた場合には第1回目(ガイダンス)において抽選を行います。 |
履修条件 | 選択科目。 何事にも興味を持ち、自由な発想ができること。日常生活でおきる様々な現象に疑問を持っていること。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス 生物の形態形成に関する番組の視聴 輪講担当回の割り振り |
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第2回 | フラクタル:枝分かれ構造の形態形成の実験 |
第3回 | 輪講:波紋・第1章「育てよカメ、でもどうやって?」 輪講:波紋・第2章「白亜紀からの挑戦状」 |
第4回 | 輪講:波紋・第3章「シマウマよ、汝はなにゆえにシマシマなのだ?」 輪講:波紋・第4章「シマウマよ、汝はなにゆえにシマシマなのだ?」 |
第5回 | 輪講:波紋・コラム1 輪講:波紋・コラム2 |
第6回 | 輪講:波紋・第5章「吾輩はキリンである 模様はひび割れている」 輪講:波紋・第6章「反応拡散的合コン必勝法」 |
第7回 | 輪講:波紋・第7章「アメーバはらせん階段を上がってナメクジに進化する?」 輪講:波紋・第8章「すべての植物をフィボナッチの呪いから救い出す」 |
第8回 | 輪講:波紋・コラム3 輪講:波紋・コラム4 |
第9回 | 輪講:波紋・9章「生命科学でインディ・ジョーンズしよう!宝の地図編」 輪講:波紋・10章「生命科学でインディ・ジョーンズしよう!お宝への旅編」 |
第10回 | 輪講:ゾウ・1章「動物のサイズと時間」 輪講:ゾウ・2章「サイズと進化」 |
第11回 | 輪講:ゾウ・3章「サイズとエネルーギ―消費量」 輪講:ゾウ・4章「食事量・生育密度・行動圏」 |
第12回 | 輪講:ゾウ・5章「走る・飛ぶ・泳ぐ」 輪講:ゾウ・6章「なぜ車輪動物がいないのか」 輪講:ゾウ・7章「小さな泳ぎ手」 |
第13回 | 輪講:ゾウ・8章「呼吸系や循環系はなぜ必要か」 輪講:ゾウ・9章「器官のサイズ」 輪講:ゾウ・10章「時間と空間」 |
第14回 | 輪講:ゾウ・11章「細胞のサイズと生物の健康法」 輪講:ゾウ・12章「昆虫 - 小サイズの達人」 |
第15回 | 輪講:ゾウ・13章「動かない動物たち」 輪講:ゾウ・14章「棘皮動物 - ちょっとだけ動く動物」 |
その他
教科書 |
近藤滋 『波紋と螺旋とフィボナッチ』 秀潤社 2013年 第1版
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参考書 |
本川達雄 『ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学』 中公新書 中央公論新社 1992年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
出席状況、輪講や体験実験における理解力・説明力・意欲・積極性・独創性・粘り強さ、他のグループの発表に対する質問&アドバイス、レポートの提出などを総合評価する。 |
質問への対応 | 直接研究室に質問に来てください。メールでも受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎1号館3階131A室 e-mail : nakahara.akio_AT_nihon-u.ac.jp (_AT_を@に変えてください) http://www.phys.ge.cst.nihon-u.ac.jp/~nakahara |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 1号館3階131A室
金曜 船橋 12:15 ~ 13:15 1号館3階131A室
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学生への メッセージ |
先生の説明を受身で聞く講義とは違って、このゼミでは研究活動で何をどの程度調べるかは、各自の自覚とやる気によって決まります。大学は自発的に新しい発見をしていく場なので、失敗を恐れず積極的に取り組んでください。 |