2018年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 基礎地形・地質学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 梶山 貴弘 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | S45F |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 人間生活を豊かにするために人類は,地形・地質資源を利用したり,それを改変および破壊して人工構造物を建設してきたが,一方でその行為は,人間生活に不都合を結果をもたらすことにもなる。 本講義では,そのような人間生活の舞台となる地形,およびそれを構成する地質の特徴・形成プロセスなどの基本概念と,それと人間生活との関連性について理解することが出来る。 |
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授業形態及び 授業方法 |
おもにパワーポイントを使用して講義をおこなう。一部,地形図および地質図読図などの実習を含む。 |
履修条件 | 原則,土木工学科および海洋建築工学科の学生は履修不可。 中学理科の地学分野と,中学社会の地理分野の知識と技術が必要。 「自然環境論」と「地理学」を履修・修得することが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス,地形学と地質学の対象と分野 |
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第2回 | 地形学・地質学の基本概念①:地球惑星システム,時空間スケール,地質時代,環境 |
第3回 | 地形学・地質学の基本概念②:地圏の構造,岩石,地形プロセス,地形営力 |
第4回 | 地形・地質環境①:世界の地形・地質分布 |
第5回 | 地形・地質環境②:日本列島の地形・地質分布 |
第6回 | 火山災害①:自然災害の概要,火山噴火と火山災害 |
第7回 | 火山災害②:日本列島における火砕流と火山災害 |
第8回 | 洪水①:河川の氾濫と洪水 |
第9回 | 洪水②:茨城県における河川氾濫と洪水 |
第10回 | 海岸侵食①:自然環境問題の概要,海岸侵食の実態とその一般的要因 |
第11回 | 海岸侵食②:千葉県における海岸侵食 |
第12回 | 石油資源①:自然資源の概要,石油資源の形成とその利用 |
第13回 | 石油資源②:日本列島における石油資源 |
第14回 | まとめ:地形・地質の未来 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
教科書は指定しない。毎回プリントを配布する。
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参考書 |
高橋日出男・小泉武栄編著 『自然地理学概論』 朝倉書店 2008年
貝塚爽平ほか編 『写真と図で見る地形学』 東京大学出版会 1985年
鹿園直建 『地球システム科学入門』 東京大学出版会 1992年
鞠子正 『環境地質学入門』 古今書院 2002年
鈴木隆介 『建設技術者のための地形図読図入門 1-4巻』 古今書院 1997年
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は,平常試験(60%)と小レポート(40%)から評価する。 |
質問への対応 | 基本的には講義終了後またはオフィスアワーで対応するが,研究室在室時であればいつでも対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 4号館442室 船橋校舎 8号館842A室 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 15:00 ~ 16:30
水曜 駿河台 15:00 ~ 16:30
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学生への メッセージ |
地形・地質現象を理解するためには,その時空間スケールや,他分野の現象との相互作用を意識する必要があるので,常に広い視野を持つように心掛けましょう。また授業では,地図・写真・画像などを使用しますので,これらを正しく読み取り,その意味を考えられるようにしましょう。 |