2018年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 自然環境論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 梶山 貴弘 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | T33A |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 人間生活を取り巻く自然現象は,人類に恩恵と不都合な影響の両面を与えてきたが,近年その影響程度は,人為的な介入によって変化してきている。 本講義では,そのような自然現象である自然環境,とくに気候・植生の特徴および形成プロセスなどの基本概念と,それと人間生活との関連性について理解することが出来る。 |
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授業形態及び 授業方法 |
おもにパワーポイントを使用して講義をおこなう。一部,地形図読図および衛星画像判読などの実習を含む。 |
履修条件 | 中学理科の地学分野と,中学社会の地理分野の知識と技術が必要。 「基礎地形・地質学」と「地理学」を履修・修得することが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス,自然地理学の対象と分野 |
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第2回 | 自然環境の基本概念①:地球惑星システム,時空間スケール,地質時代,環境 |
第3回 | 自然環境の基本概念②:大気圏の構造,気候要素,気候因子 |
第4回 | 気候環境①:世界の気候・植生・土壌分布 |
第5回 | 気候環境②:日本列島の気候・植生・土壌分布 |
第6回 | 気候変動①:第四紀の氷河変動とその要因 |
第7回 | 気候変動②:第四紀の気候変動とその要因 |
第8回 | 地球温暖化①:自然環境問題の概要,地球温暖化の実態とその一般的要因 |
第9回 | 地球温暖化②:アジア内陸部における氷河変化 |
第10回 | 熱帯林破壊①:森林破壊の概要,熱帯林破壊の実態とその一般的要因 |
第11回 | 熱帯林破壊②:カンボジアにおける熱帯林破壊 |
第12回 | 耕作放棄地①:耕作放棄地の実態とその一般的要因 |
第13回 | 耕作放棄地②:千葉県における耕作放棄地の増加と植生環境 |
第14回 | まとめ:自然環境の未来 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
教科書は指定しない。毎回プリントを配布する。
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参考書 |
高橋日出男・小泉武栄編著 『自然地理学概論』 朝倉書店 2008年
鹿園直建 『地球システム科学入門』 東京大学出版会 1992年
鞠子正 『環境地質学入門』 古今書院 2002年
遠藤邦彦ほか編 『極圏・雪氷圏と地球環境』 二宮書店 2010年
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は,平常試験(60%)と小レポート(40%)から評価する。 |
質問への対応 | 基本的には講義終了後またはオフィスアワーで対応するが,研究室在室時であればいつでも対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 4号館442室 船橋校舎 8号館842A室 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 15:00 ~ 16:30
水曜 駿河台 15:00 ~ 16:30
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学生への メッセージ |
自然環境を理解するためには,その時空間スケールや,他分野の現象との相互作用を意識する必要があるので,常に広い視野を持つように心掛けましょう。また授業では,地図・写真・画像などを使用しますので,これらを正しく読み取り,その意味を考えられるようにしましょう。 |