2018年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 |
文学
世界文学への招待
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 市川 浩昭 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | W12H |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ドイツ近代文学の代表者の一人であるゲーテは各国文学の世界は終わり、これからは世界文学の時代であると語ったことをエッカーマンが書き記している。それはそれぞれの言語には詩(文学)が存在し、詩(文学)とは人間が生み出す、普遍的な精神活動であることを示している。すなわち人種、民族、言語などによる差別化は意味がないのである。本講座では、日本と世界の文学を知ることで、人間を理解しまた認識するための意識を醸成してほしい。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形態で進行する。テキストをじっくりと読むことを基本とし、対象の文学ジャンルによっては映像作品を使用する。 |
履修条件 | 特にはない。ただし、作品を前もって読むことを心掛けてほしい。また、出席を重視するのでその点を心掛けてほしい。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス 講義に関する説明、および、成績評価等の説明をするので講義参加希望の学生は必ず参加するように。 |
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第2回 | 文学とは何か。 ジャンルの説明とその特徴を説明する。 世界文学についてゲーテの言葉を使用し説明する。 予習として、テキストを読み、復習として、講義でのポイント整理をすることが望ましい。 |
第3回 | 近代日本文学への招待。 菊池寛「形」を例に小説世界を説明する。 予習として、テキストを読み、復習として、講義でのポイント整理をすることが望ましい。 |
第4回 | 近代日本文学への招待。 森鴎外「高瀬舟」を例に、創作動機、作品主題の分析を介して、作品の価値を確認する。 予習として、テキストを読み、復習として、講義でのポイント整理をすることが望ましい。 |
第5回 | 近代日本文学への招待。 日本の詩歌の説明。詩歌の歴史的展開並びにその特徴を外国の詩歌との比較において説明する。予習として、テキストを読み、復習として、講義でのポイント整理をすることが望ましい。 |
第6回 | 近代日本文学への招待。 文学が描く戦争の特徴を、与謝野晶子、原民喜、峠三吉の詩とアニメ「この世界の片隅に」を例として考察する。予習として、テキストを読み、復習として、講義でのポイント整理をすることが望ましい。 |
第7回 | 近代日本文学への招待。 文学が描く戦争の特徴を、与謝野晶子、原民喜、峠三吉の詩とアニメ「この世界の片隅に」を例として考察する。予習として、テキストを読み、復習として、講義でのポイント整理をすることが望ましい。 |
第8回 | 近代日本文学への招待。 文学が描く戦争の特徴を、与謝野晶子、原民喜、峠三吉の詩とアニメ「この世界の片隅に」を例として考察する。予習として、テキストを読み、復習として、講義でのポイント整理をすることが望ましい。 |
第9回 | 世界文学への招待。 今期はイギリスの劇作家W・シェイクスピアを取り上げる。 文学としての演劇について説明する。 予習として、テキストを読み、復習として、講義でのポイント整理をすることが望ましい。 |
第10回 | 世界文学への招待。 悪人を主人公としたシェイクスピア作品「リチャード三世」の読解と鑑賞を中心に、リチャードの人物造形に認められる、人間存在へのシェイクスピアのまなざしを考察する。 予習として、テキストを読み、復習として、講義でのポイント整理をすることが望ましい。 |
第11回 | 世界文学への招待。 悪人を主人公としたシェイクスピア作品「リチャード三世」の読解と鑑賞を中心に、リチャードの人物造形に認められる、人間存在へのシェイクスピアのまなざしを考察する。 予習として、テキストを読み、復習として、講義でのポイント整理をすることが望ましい。 |
第12回 | 世界文学への招待。 悪人を主人公としたシェイクスピア作品「リチャード三世」の読解と鑑賞を中心に、リチャードの人物造形に認められる、人間存在へのシェイクスピアのまなざしを考察する。 予習として、テキストを読み、復習として、講義でのポイント整理をすることが望ましい。 |
第13回 | 世界文学への招待。 悪人を主人公としたシェイクスピア作品「リチャード三世」の読解と鑑賞を中心に、リチャードの人物造形に認められる、人間存在へのシェイクスピアのまなざしを考察する。 予習として、テキストを読み、復習として、講義でのポイント整理をすることが望ましい。 |
第14回 | 世界文学への招待。 悪人を主人公としたシェイクスピア作品「リチャード三世」の読解と鑑賞を中心に、リチャードの人物造形に認められる、人間存在へのシェイクスピアのまなざしを考察する。 全体のまとめ。予習として、テキストを読み、復習として、講義でのポイント整理をすることが望ましい。 |
第15回 | 平常試験及びその解説。 |
その他
教科書 |
石尾・市川・岸編 『コレクション近代日本文学』 冬至書房
W・シェイクスピア作 松岡和子訳 『リチャード三世』 ちくま文庫版 シェイクスピア全集 ちくま文庫 (筑摩書房)
試験の際に携帯持ち込みをするので、必ず入手してください。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
出席、平常点、レポート、試験の総合判定をする。 |
質問への対応 | 出港日、およびリアクションペーパーなどでいつでも応対する。 |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー |
月曜 駿河台 08:45 ~ 12:15 通期。
金曜 駿河台 14:00 ~ 16:30 前期のみ。
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学生への メッセージ |
文学作品は、人間を知りそして認識するうえで極めて有用な世界である。人間存在の意義と意味を文学作品を通じて考察してほしい。 |