2018年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)道徳教育の理論と方法 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 小笠原 優子 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X62B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 授業の到達目標及びテーマ 授業の到達目標は以下の4点である。 1.学校における道徳教育の目的や意義とその具体的内容について理解している。 2.道徳教育の歴史や現代社会における道徳教育の課題を理解している。 3.道徳科の授業の特質を理解し、指導方法に関わる具体的なイメージを持つことができ る。 4.道徳科学習指導案作成の方法を身に付けている。 教科化に向けた道徳教育に関する動きに関連させ、学校教育における道徳教育の目的や意義、その内容や指導の実際について理解し、主体的に道徳教育に取り組むための基礎的基本的な力を身に付けることから授業テーマを「学校教育における道徳教育の目的や意義、その内容や指導方法の実際」とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
前半は、学校における道徳教育の目的、意義やその内容、道徳教育の歴史を踏まえた基本的役割について、講義やディスカッションを交えながら理解できるようにする。後半は、道徳教育の主な指導方法を概観し、道徳教育の要である「特別の教科 道徳(道徳科)」の授業について理解を深める。道徳教材の分析的活用及び方法論的視点から道徳学習指導案を作成できるようにし、模擬授業、グループ協議等を行い「道徳科授業のあり方」について考えられるようにする。 |
履修条件 | ・学校における道徳教育の状況とその役割 ・道徳教育の歴史 ・学習指導要領改訂に関わる状況 |
授業計画
第1回 | 現在の教育課題と道徳、道徳の本質、倫理と道徳、法と道徳、教育としての道徳の在り方 ・シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。 |
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第2回 | 道徳教育の目標、学校における道徳教育の目標と方法、道徳科の授業の位置づけについて |
第3回 | 学習指導要領と道徳、学習指導要領に示された道徳教育の意義とその内容構成について |
第4回 | 道徳教育の歴史と課題Ⅰ:戦前における教育勅語と修身科 |
第5回 | 道徳教育の歴史と課題Ⅱ:特設道徳と道徳の教科化 |
第6回 | 道徳性発達の理論:道徳性発達とは何か |
第7回 | 道徳教育の方法理論Ⅰ:価値の内面化による道徳授業の方法について |
第8回 | 道徳教育の方法理論Ⅱ:自己発見の道徳授業の方法について |
第9回 | 道徳教育の方法理論Ⅲ:判断力を高める道徳授業の方法について |
第10回 | 学校における道徳科授業の実際:学校における道徳教育の構造、全体計画と道徳科の特質 |
第11回 | 学校における道徳科授業の実際:道徳教育や道徳科授業の進め方(指導計画、学習指導案) |
第12回 | 学校における道徳科授業の実際:学習指導案の構成項目と作成手順 |
第13回 | 学校における道徳科授業の実際:教材分析の方法と学習指導案作成 |
第14回 | 学校における道徳授業の実際:道徳教育評価と学習指導案作成、授業づくり |
第15回 | 道徳教育を取り巻く現代の課題、授業のまとめ振り返り |
その他
教科書 |
田沼茂紀 『道徳科で育む21世紀型道徳力』 北樹出版 2016年
授業時に教科書を活用するため、予習復習時にも読むようにする。
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参考書 |
『文部科学省 『中学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編』』
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験(50%)、レポート(20%)、授業参画度(30%)を総合的に評価する。 |
質問への対応 | 授業時に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
初回授業で伝達する。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |