2018年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)地学概論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 梶山 貴弘 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜6 金曜5 |
校舎 | 船橋 駿河台 | 時間割CD | X26A Y55C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 人間生活が展開されている地球では,自然災害や自然環境問題などが多数発生していることから,現代人においては,地球の自然現象に関する正しい理解とその教育が求められている。 本講義では,地球および宇宙における自然現象を理解する科学である地学の各分野の基本概念と,それらの関連性について理解することが出来る。また将来の地学教員として,地学の本質を修得することが出来る。 |
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授業形態及び 授業方法 |
おもにパワーポイントを使用して講義をおこなう。一部,地形図および地質図読図などの実習を含む。 |
履修条件 | 教職課程(理科)に必要。 中学理科の地学分野の知識と技術。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス,地学の対象と分野 |
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第2回 | 地学の基本概念:地球惑星システム,地学現象の時空間スケール,地圏の構造 |
第3回 | 地球スケールの固体地球の運動:プレート運動,造山運動,大地形,火山,地震 |
第4回 | 火山と火山活動:マグマ,火山噴火,火山噴出物,火山地形 |
第5回 | 火成岩の形成:珪酸塩鉱物,火山岩,深成岩 |
第6回 | 堆積岩と変成岩の形成:風化,侵食,運搬,堆積,堆積物,続成作用,変成作用 |
第7回 | 地層の形成:層序,対比,化石 |
第8回 | 地球の歴史:年代決定,地質時代,第四紀 |
第9回 | 地形の形成と変化:地形プロセス,地形営力,地形構成物質 |
第10回 | 大気の構造:大気圏の構造,気候と気象,気象要素 |
第11回 | 大気の運動:放射収支,大気大循環,気団 |
第12回 | 海洋の構造と運動:水圏の構造,水循環,海流,深層循環 |
第13回 | 宇宙の構造:銀河,恒星,太陽,惑星 |
第14回 | 地学の応用:自然災害,自然資源,地球環境問題 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
教科書は指定しない。毎回プリントを配布する。
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参考書 |
『高校地学教科書。』
杵島正洋ほか編著 『新しい高校地学の教科書』 講談社 2006年
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は,平常試験(60%)と小レポート(40%)から評価する。 |
質問への対応 | 基本的には講義終了後またはオフィスアワーで対応するが,研究室在室時であればいつでも対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 4号館442室 船橋校舎 8号館842A室 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 15:00 ~ 16:30
水曜 駿河台 15:00 ~ 16:30
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学生への メッセージ |
教職科目であることから,将来の教員としての自覚を持ち,自分が生徒に教えることを意識して,本講義に臨みましょう。 地学現象を理解するためには,その時空間スケールや,他分野の現象との相互作用を意識する必要があるので,常に広い視野を持つように心掛けましょう。また授業では,地図・写真・画像などを使用しますので,これらを正しく読み取り,その意味を考えられるようにしましょう。 |