2018年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)教育原論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 柴山 英樹 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜3 土曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y63A Y64A |
クラス |
概要
学修到達目標 | ・教育の基本的概念を身に付けるとともに、教育を成り立たせる諸要因とそれら相互の関係を理解する。 ・教育の歴史に関する基礎的知識を身に付け、それらと多様な教育の理念との関わりや過去から現代に至るまでの教育及び学校の変遷を理解する。 ・教育に関する様々な思想、それらと多様な教育の理念や実際の教育及び学校との関わりを理解している。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は基本的には講義の形態で行なうが、グループワークやグループディスカッション等を取り入れるので、積極的に参加することを望む。また、リアクション・ペーパーも活用する。 |
履修条件 | 教員の免許状取得のための必修科目 |
授業計画
第1回 | 「教育原論」を学ぶに当たって:自己形成史から「教育とは何か」を考える |
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第2回 | 教育の本質:人間とは何か、人間形成と教育 |
第3回 | 人間の発達と教育:野生児の物語、発達概念の歴史的・社会的・文化的文脈、発達と生成 |
第4回 | 教育と権利:子どもの学習、日本国憲法、子どもの権利条約、参加の権利 |
第5回 | 教育が営まれる場:人間形成と学校・家庭・地域及び社会の関連性 |
第6回 | 教育の目的:教育の社会的機能、教育基本法、リテラシー |
第7回 | 家族と社会による教育の歴史:共同体の子育て、近代家族の教育、社会の変動と教育 |
第8回 | 近代教育制度の成立:近代学校の性格、日本における近代学校の導入 |
第9回 | 近代教育制度の展開(1):明治期の教育、新教育、戦時下の教育 |
第10回 | 近代教育制度の展開(2):戦後の教育改革、経済成長と教育 |
第11回 | 現代社会における教育課題の歴史的検討:学校空間、公共性 |
第12回 | 近代の教育思想:コメニウス、ペスタロッチ、フレーベル、ヘルバルト |
第13回 | 家庭や子どもに関する教育思想:ルソー、ロック、エレン・ケイ、アリエス |
第14回 | 学校や学習に関する教育思想:デューイ、シュタイナー、フレネ、フレイレ、イリイチ |
第15回 | 理解度確認試験及び解説 |
その他
教科書 |
教科書は特に指定しない。毎回、資料を配布し、これをもとに授業を行う。
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参考書 |
松島鈞・志村鏡一郎・福田弘 監修 『現代学校教育論』 日本文化科学社 2009年
眞壁宏幹編 『西洋教育思想史』 慶應義塾大学出版会 2016年
教育思想史学会編 『教育思想事典 増補改訂版』 勁草書房 2017年
※図書館等を利用しながら、授業を受ける上での準備学習(予習・復習等)において活用してほしい。
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成績評価の方法 及び基準 |
評価の基準:教育の理念、教育に関する歴史・思想などの基本的な内容に関する理解を定期試験で評価するが、学習に臨む態度なども併せて総合的に評価する。 やむをえない事情により欠席する場合は、欠席届を必ず提出すること。 欠席が3分の1以上の場合は、単位は原則として認めない。 評価の割合:授業への取り組み・リフレクション・ペーパー・小テストなどの課題(40%)、最終試験(60%)で総合的に評価する。 |
質問への対応 | 講義後などに質問してください。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎:教職課程室(場所については掲示で確認してください) |
オフィスアワー |
土曜 駿河台 12:30 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
・教職に対する熱意と使命感および責任感を持って、授業に臨んでください。 ・受講者のニーズや状況等に応じてシラバスは変更することがある。 ・学んでいる人の権利を保障するため、私語その他迷惑行為は禁止する。 |