2018年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 数学通論Ⅲ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 眞中 裕子 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E13J |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 数学通論IIIでは距離空間を中心に解説する。平面や空間で与えられた「距離」のもつ特徴的な性質を分析することでより広い意味での距離という概念を得ることができる。改めて定義した距離の概念から距離空間の備えた基本的性質について学ぶ。 |
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授業形態及び 授業方法 |
主に板書により講義を行う。 |
履修条件 | 数学通論I・IIを履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | イントロダクション:数学通論I,IIの復習と確認.これから学ぶことの紹介とシラバスの確認を行う。 |
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第2回 | 実数空間における開集合と閉集合の性質の復習。 |
第3回 | 実数空間における開集合族の性質の復習。 |
第4回 | n次元ユークリッド空間における開集合の性質:1次元実数空間との違いを確認しながらその性質を学ぶ。 |
第5回 | n次元ユークリッド空間における開集合と閉集合:その性質について学び具体例を扱う。 |
第6回 | 距離空間の定義:一般の集合上に距離の概念を導入する。 |
第7回 | 距離空間における開集合と閉集合 |
第8回 | 内点,外点,境界点の定義:実数空間で定義した概念を見直して一般の距離空間において定義する。 |
第9回 | 触点,集積点,孤立点:一般の距離空間でこれらの点を扱う。 |
第10回 | 距離空間上の連続写像,距離同型写像,位相同型写像 |
第11回 | コンパクト集合の定義:n次元ユークリッド距離空間において、コンパクト集合の意味づけを行う。 |
第12回 | Heine-Borelの被覆定理:有限次元距離空間における定理と証明を紹介する。 |
第13回 | 総復習とまとめ |
第14回 | 理解度確認テストとその解説 |
第15回 | 有限次元距離空間からの展開:n次元ユークリッド距離空間から一般化を図る。 |
その他
教科書 |
教科書は特に指定しない。
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参考書 |
講義の進行に合わせて適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート、演習などの平常点50パーセント、理解度確認テスト50パーセントの総合評価とする。 出席回数が総授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄として取り扱い,学業成績を評価E(判定不可)とする. |
質問への対応 | 演習の時間など授業中に積極的に質問することを奨励する。 |
研究室又は 連絡先 |
9号館911C号室。 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
演習問題は各自、自分のノートにまとめて復習すること。積極的に質問し演習の解答発表など進んで発言するようにしよう。 |