2018年 短期大学部 シラバス - 総合教育科目・補充教育科目
設置情報
科目名 | 宇宙の科学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 阿部 新助 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | N53G |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 宇宙科学とは,天文学,惑星科学,宇宙工学,宇宙生物学,太陽地球系物理学の総称とされており,近年は各分野の枠組を越え,さらに細分化されて発展を続けている.古典天文学から最新の宇宙科学までの知見を網羅的に学び,宇宙科学の幅広い知識を身につけることが目標である. |
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授業形態及び 授業方法 |
PCを使った講義形式で行う.また,宇宙科学関連施設見学や現地での講義を行う. |
履修条件 | 特になし.宇宙科学・天文学に興味があること. |
授業計画
第1回 | 『科目概要説明』 宇宙科学全般についての基礎知識の確認と授業の進め方の説明 |
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第2回 | 『電磁波』 電波,赤外線,可視光,紫外線,X線,ガンマ線の特徴と観測手法について |
第3回 | 『天体観測1;時刻・座標系』 天体観測に必要な時刻系と座標系について |
第4回 | 『天体観測2;望遠鏡の使い方』 望遠鏡の種類と反射望遠鏡,屈折望遠鏡の使い方について |
第5回 | 『宇宙論』 ビックバン,インフレーション,宇宙マイクロ波背景放射などの宇宙史と重力波について |
第6回 | 『惑星形成論』 太陽系形の形成理論と原始太陽系円盤の観測成果について |
第7回 | 『太陽系外惑星』 太陽系外惑星の発見状況と第二の地球探査について |
第8回 | 『宇宙生物学』 広く宇宙生物学に関する観測,実験,理論的研究について |
第9回 | 『前半のまとめ』 課題レポートについて発表を行う |
第10回 | 『銀河と恒星』 恒星・主系列星の核融合反応・質量・寿命,超新星,ブラックホール,渦巻き構造,銀河の分類,階層構造について |
第11回 | 『宇宙プラズマ』 太陽プラズマ,惑星間プラズマ(太陽風),降着円盤,地球磁気圏について |
第12回 | 『太陽系1;太陽系外縁天体』 エッジワース・カイパーベルト天体について |
第13回 | 『太陽系2;彗星と小惑星』 彗星と小惑星とこれらの探査の成果について |
第14回 | 『太陽系3;地球衝突天体と流星』 地球衝突天体,メテオロイドの惑星大気突入について |
第15回 | 理解度確認試験及び解説 |
その他
教科書 |
教科書は指定しません。
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参考書 |
『シリーズ現代の天文学(第1巻ー第17巻)』 日本評論社 2017年 第2版
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成績評価の方法 及び基準 |
課題レポート提出(50%)+理解度確認試験(50%)による総合評価 (注:出席回数が全体の5分の3に満たない者は学業成績の査定は行われません) |
質問への対応 | 授業中と研究室にて随時対応します. |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎3号館3階331B室(阿部研) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 14:00 ~ 17:00
金曜 船橋 14:00 ~ 17:00
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学生への メッセージ |
宇宙は,人類にとって最も古い学問の対象であり,常にフロンティアでもあり,そして誰の頭上にも自由に広がる研究対象です。是非,身近な天文現象にも目を留めて,自然科学から学ぶことの意味を考えて見てください。Are we alone? If it's just us, it's a terrible waste of space. カールセーガン「コンタクト(原作)」より |