2019年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
| 科目名 | 構造実験 | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
| 担当者 | 関・鈴村・小田 | 履修期 | 前期 |
| 単位 | 1 | 曜日時限 | 火曜1･2 |
| 校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A21P |
| クラス | |||
| ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
| 履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
概要
| 学修到達目標 | グループを編成し、鉄筋コンクリートの梁を数体制作し、曲げ破壊実験を行います。型枠の切出し、鉄筋の折り曲げや組立、コンクリートの練り混ぜ打設と鉄筋コンクリート構造物を製作するための一連の作業をすることで、鉄筋コンクリートを知ることを目的とします。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
グループ毎に幅100 mm ×高さ200 mm ×長さ1800 mm の鉄筋コンクリートの供試体を作成するために、型枠の作成、鉄筋の組み立て、コンクリート打設、供試体を作成する共に、FEM解析を行い実験計画書を作成します。曲げ破壊実感を行い実験値と解析値を比較しながら実験報告書をまとめる。 |
| 履修条件 | 力学系の講義及び材料系の講義で単位を修得していること。 |
授業計画
| 第1回 | [事前学習]シラバスの内容を確認(30分） [実験内容]Aグループ+Bグループ：共通 ●実験ガイダンス ＜タワー・スコラS503実習室＞ グループ分け，鉄筋コンクリートの用語、実験の目的、実験の流れ、配筋 [事後学習]用語の記号と呼び名を復習すること(30分） |
|---|---|
| 第2回 | [事前学習]JW- CADの操作(30分） [実験内容]Aグループ+Bグループ：共通 ●CAD実習 ＜タワー・スコラS503実習室＞ JW-CADの機能，JW-CADの基本操作、JW-CADの特徴 各グループで分担して、供試体一般図、型枠図、型枠加工図、配筋図及び鉄筋加工図、ゲー ジ取付位置図を作成 [事後学習]JW- CADの操作(30分） |
| 第3回 | [事前学習]配合設計の用語（30分） [実験内容]Aグループ： ●型枠作成 ＜タワー・スコラB202実習室＞ 工具の使い方、安全管理、KY、合板桟木の切り出し、木ネジ、コーキング ●配合設計 ＜タワー・スコラS503実習室＞ 配合強度、水セメント比、細骨材比、配合修正など [事後学習]配合設計の考え方を復習，供試体の配合設計を行う(30分） |
| 第4回 | [事前学習]配合設計の用語(30分） [実験内容]Bグループ： ●型枠作成 ＜タワー・スコラB202実習室＞ 工具の使い方、安全管理、KY、合板桟木の切り出し、木ネジ、コーキング ●配合設計 ＜タワー・スコラS503実習室＞ 配合強度、水セメント比、細骨材比、配合修正など [事後学習]配合設計の考え方を復習，供試体の配合設計を行う(30分） |
| 第5回 | [事前学習]コンクリート構造物の設計値の算定（30分） [実験内容]Aグループ： ●鉄筋組立 ＜タワー・スコラB202実習室＞ 鉄筋の曲げ加工、切断、結束、ゲージ取付、鉄筋組立 ●供試体の設計値の計算演習＜タワー・スコラS503実習室＞ ひび割れ強度の算定、 設計荷重強度算定 [事後学習]設計値の算定方法の復習(30分） |
| 第6回 | [事前学習]コンクリート構造物の設計値の算定（30分） [実験内容]Bグループ： ●鉄筋組立 ＜タワー・スコラB202実習室＞ 鉄筋の曲げ加工、切断、結束、ゲージ取付、鉄筋組立 ●供試体の設計値の計算演習＜タワー・スコラS503実習室＞ ひび割れ強度の算定、 設計荷重強度算定 [事後学習]設計値の算定方法の復習(30分） |
| 第7回 | [事前学習]設計値の算定方法(30分） [実験内容]Aグループ＋Bグループ ●供試体の設計値の算定方法＜タワー・スコラS503実習室＞ ひび割れ発生荷重，せん断ひび割れ，せん断耐力、曲げひび割れ，曲げ耐力（終局強度） [事後学習]設計値の算定方法の復習(30分） |
| 第8回 | [事前学習]配合設計と修正設計の考え方（30分） [実験内容]Aグループ： ●コンクリート打設 ＜タワー・スコラB202実習室＞ コンクリート配合修正、材料の計量、コンクリート練混ぜ、コンクリート打設 [事後学習]コンクリートの養生温度を体験(30分） |
| 第9回 | [事前学習]配合設計と修正設計の考え方（30分） [実験内容]Bグループ： ●コンクリート打設 ＜タワー・スコラB202実習室＞ コンクリート配合修正、材料の計量、コンクリート練混ぜ、コンクリート打設 [事後学習]コンクリートの養生温度を体験(30分） |
| 第10回 | [事前学習]FEMとは何か(30分) [実験内容]Aグループ×Bグループ(スクランブル） ●コンクリート脱型 ＜タワー・スコラB202実験室＞ コンクリート脱型、メッシュ、ゲージ貼付け ●FEM解析 ＜タワー・スコラS503実習室＞ FEMの基本、FEMの原理、FEMの使い方 [事後学習]FEMの基本を復習(30分) |
| 第11回 | [事前学習]FEMの基本操作を復習（30分） [実験内容]Aグループ+Bグループ：共通 ●FEM解析 ＜タワー・スコラS503実習室＞ 供試体モデル、鉄筋のモデル化、３次元FEM解析 [事後学習]FEMを復習(30分) |
| 第12回 | [事前学習]特になし [実験内容]Aグループ： ●実験 ＜タワー・スコラB202実験室＞ 曲げ破壊実験、ひび割れ観察、写真撮影、リアルタイム計測 [事後学習]実験値の整理，写真の整理（60分） |
| 第13回 | [事前学習]特になし [実験内容]Bグループ： ●実験 ＜タワー・スコラB202実験室＞ 曲げ破壊実験、ひび割れ観察、写真撮影、リアルタイム計測 [事後学習]実験値の整理，写真の整理(60分） |
| 第14回 | [事前学習]実験値の整理，写真の整理（30分） [実験内容]Aグループ＋Bグループ：共通 ●実験結果分析 ＜タワー・スコラS503実習室＞ 設計値の補正算定（ひび割れ強度の算定、設計荷重強度算定、終局荷重強度算定） [事後学習]実験値の考察，推論(30分） |
| 第15回 | [事前学習]実験値の考察，推論(30分） [実験内容]Aグループ＋Bグループ：共通 ●実験結果報告書の提出 ＜タワー・スコラS503実習室＞ [事後学習]実験結果報告書(30分） |
その他
| 教科書 |
特に指定しない．
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|---|---|
| 参考書 |
必要に応じてプリントを配布する．
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| 成績評価の方法 及び基準 |
供試体作成の参加日数、作業状況、実験計画書、実験報告書による |
| 質問への対応 | メイルかオフィスアワーによる |
| 研究室又は 連絡先 |
関 文夫 タワー・スコラ 1108号室 seki.fumio@nihon-u.ac.jp 鈴村順一 タワー・スコラ 1130号室 suzumura.junichi@nihon-u.ac.jp 小田憲一 タワー・スコラ 1123号室 oda.kenichi@nihon-u.ac.jp |
| オフィスアワー |
火曜 駿河台 16:40 ～ 18:10
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| 学生への メッセージ |
ゼネコン、コンサルタント、公務員いずれの職業でも、コンクリート構造物は必須なので、一度体験することをお勧めします。自分ですべてを作る体験ができます。 |