2019年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 構造力学Ⅰ | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 野村・小田 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A25N |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 構造力学 I では,応用力学で学んだ「はり」に加えて,複数の部材で構成された高さをもった立体的な構造物(骨組み構造)における力の伝達と変形を解析する方法を学ぶ.そのために必要なエネルギー原理の理論と応用定理を学ぶことにより,骨組み構造の変位を求めることができる。変位を求める方法をマスターすることにより,不静定構造の問題を解くことができるようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式で進める.授業開始時に配布する資料を OHC で表示し,口述しながら補足事項を記入する方式で講義を進める。並行して設置している「構造力学 I 演習」で,直前の授業内容に関する演習を行う. |
履修条件 | 「構造力学 I 演習」を同時に履修すること.あるいは事前に履修をしていること. |
授業計画
第1回 | 静定トラス:節点法,断面法,不静定次数 【事前学習】教科書第6章(6.1~6.5)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】授業時に配布された講義資料に,各自が講義中に書き込んだ内容を再度復習し, 事前学習で読んできた教科書の内容とつき合わせて学んだことを確認すること。理解できていないところがあったら質問できる形にまとめること。(120分) |
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第2回 | 静定ラーメン(1):断面力の求め方 【事前学習】教科書第6章(6.6~6.8)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】授業時に配布された講義資料に,各自が講義中に書き込んだ内容を再度復習し, 事前学習で読んできた教科書の内容とつき合わせて学んだことを確認すること。理解できていないところがあったら質問できる形にまとめること。(120分) |
第3回 | 静定ラーメン(2):断面力分布,3ヒンジ構造 【事前学習】第1回,第2回の内容を復習し,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】授業時に配布された講義資料に,各自が講義中に書き込んだ内容を再度復習し, 事前学習で読んできた教科書の内容とつき合わせて学んだことを確認すること。理解できていないところがあったら質問できる形にまとめること。(120分) |
第4回 | 構造物の弾性変形:仕事とひずみエネルギー 【事前学習】教科書第7章(7.1)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】授業時に配布された講義資料に,各自が講義中に書き込んだ内容を再度復習し, 事前学習で読んできた教科書の内容とつき合わせて学んだことを確認すること。理解できていないところがあったら質問できる形にまとめること。(120分) |
第5回 | カスティリアノの定理(1):誘導と証明,トラスの変位の計算 【事前学習】教科書第7章(7.2~7.3.2)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】授業時に配布された講義資料に,各自が講義中に書き込んだ内容を再度復習し, 事前学習で読んできた教科書の内容とつき合わせて学んだことを確認すること。理解できていないところがあったら質問できる形にまとめること。 (120分) |
第6回 | カスティリアノの定理(2):曲げを受ける部材のひずみエネルギー 【事前学習】教科書第7章(7.3.3~7.3.6)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】授業時に配布された講義資料に,各自が講義中に書き込んだ内容を再度復習し, 事前学習で読んできた教科書の内容とつき合わせて学んだことを確認すること。理解できていないところがあったら質問できる形にまとめること。(120分) |
第7回 | 中間試験(授業の前半を対象とする.授業の進行状況によって実施時期が多少ずれることがある) 【事前学習】試験対象範囲の教科書,講義資料,演習問題等を復習しておくこと。(120分) 【事後学習】試験後に配布される解答例をよく読んで,理解を確実なものにすること。(120分)を確実なものにすること。(120分) |
第8回 | 仮想仕事の原理(1):誘導と証明,トラスの変位の計算 【事前学習】教科書第7章(7.4.1~7.4.3)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】授業時に配布された講義資料に,各自が講義中に書き込んだ内容を再度復習し, 事前学習で読んできた教科書の内容とつき合わせて学んだことを確認すること。理解できていないところがあったら質問できる形にまとめること。(120分) |
第9回 | 仮想仕事の原理(2):静定ラーメンの変位の計算,温度差,製作誤差による変形の計算 【事前学習】教科書第7章(7.4.4, 7.4.5)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】授業時に配布された講義資料に,各自が講義中に書き込んだ内容を再度復習し, 事前学習で読んできた教科書の内容とつき合わせて学んだことを確認すること。理解できていないところがあったら質問できる形にまとめること。(120分) |
第10回 | 不静定構造の解き方(1):基本的な不静定構造.静定基本系 【事前学習】教科書第8章(8.1)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】授業時に配布された講義資料に,各自が講義中に書き込んだ内容を再度復習し, 事前学習で読んできた教科書の内容とつき合わせて学んだことを確認すること。理解できていないところがあったら質問できる形にまとめること。(120分) |
第11回 | 不静定構造の解き方(2):仮想仕事の原理による解き方 【事前学習】教科書第8章(8.2, 8.3)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】授業時に配布された講義資料に,各自が講義中に書き込んだ内容を再度復習し, 事前学習で読んできた教科書の内容とつき合わせて学んだことを確認すること。理解できていないところがあったら質問できる形にまとめること。(120分) |
第12回 | 内的不静定構造の解き方:最小仕事の原理 【事前学習】教科書第8章(8.4を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】授業時に配布された講義資料に,各自が講義中に書き込んだ内容を再度復習し, 事前学習で読んできた教科書の内容とつき合わせて学んだことを確認すること。理解できていないところがあったら質問できる形にまとめること。(120分) |
第13回 | 影響線とミューラーブレスロウの定理(カイネマチック法)(1) 【事前学習】教科書第2章(2.8)および事前に配布する資料を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】授業時に配布された講義資料に,各自が講義中に書き込んだ内容を再度復習し, 事前学習で読んできた教科書の内容とつき合わせて学んだことを確認すること。理解できていないところがあったら質問できる形にまとめること。(120分) |
第14回 | 影響線とミューラーブレスロウの定理(カイネマチック法)(2) 【事前学習】教科書第2章(2.8)および事前に配布する資料を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】授業時に配布された講義資料に,各自が講義中に書き込んだ内容を再度復習し, 事前学習で読んできた教科書の内容とつき合わせて学んだことを確認すること。理解できていないところがあったら質問できる形にまとめること。(120分) |
第15回 | 平常試験 【事前学習】試験対象範囲の教科書,講義資料,演習問題等を復習しておくこと。(120分) 【事後学習】試験後に配布される解答例をよく読んで,理解を確実なものにすること。(120分) |
その他
教科書 |
野村卓史 『構造力学』 コロナ社 2011年
講義の説明を補うのに最適です.
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参考書 |
竹間弘,樫山和男 『構造力学の基礎』 日新出版
講義の内容,レベルと同等のテキストです.演習問題を解くと実力が増します.
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成績評価の方法 及び基準 |
中間試験(約40%),平常試験(約60%)の結果で評価する.特別な理由なく中間試験を欠席した場合,および授業の出席状況が不良の場合は不合格とする. |
質問への対応 | 並行設置している「構造力学 I 演習」は直前の講義内容を理解することを目的としているので,講義に関する質問も演習時間中に大いにして下さい. |
研究室又は 連絡先 |
野村:タワー・スコラ10階 S1002号室,nomura.takashi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 野村
水曜 駿河台 12:10 ~ 12:40 小田
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学生への メッセージ |
構造力学I は,理論を理解するだけでなく実際に問題を確実に解けることが重要です.そのために授業と演習を協調させています.際に問題に取り組むことが,逆に理論の理解にもつながります.演習で出題された問題だけでなく,教科書等の問題をできるだけ多く解き,短時間で正確に問題を解く訓練をして下さい.構造力学は,就職試験,公務員試験,大学院入学試験等で必ず出題される科目です.多くの問題を解くことは,構造物の力学的特徴を身に付けることにも役立ちます. |