2019年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 構造力学Ⅰ | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 長谷部 寛 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A31O A32P |
クラス | 1組 、 2組 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 構造力学 I では,応用力学で学んだ基礎理論をもとに,高さをもった立体的な構造物における力の伝達を解析する方法を学ぶ.また,エネルギー原理に基づいて構造物の変位を解析する方法を習得する.複雑な構造物を設計・計画するために必要な素養を身につける. |
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授業形態及び 授業方法 |
講義は板書形式で進める.重要な箇所は適宜補足資料を配布する. 並行して設置している「構造力学演習」で,直前の授業内容に関する演習を行う |
履修条件 | 「構造力学演習」を同時に履修すること.あるいは事前に履修をしていること. |
授業計画
第1回 | 静定トラス:節点法,断面法,不静定次数 【事前学習】教科書第6章(6.1~6.5)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
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第2回 | 静定ラーメン(1):断面力の求め方 【事前学習】教科書第6章(6.6~6.8)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第3回 | 静定ラーメン(2):断面力分布,3ヒンジ構造 【事前学習】第1回,第2回の内容を復習し,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第4回 | 構造物の弾性変形:仕事とひずみエネルギー 【事前学習】教科書第7章(7.1)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第5回 | カスティリアノの定理(1):誘導と証明,トラスの変位の計算 【事前学習】教科書第7章(7.2~7.3.2)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第6回 | カスティリアノの定理(2):曲げを受ける部材のひずみエネルギー 【事前学習】教科書第7章(7.3.3~7.3.6)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第7回 | 中間試験(授業の前半を対象とする.授業の進行状況によって実施時期が多少ずれることがある) 【事前学習】これまでの講義内容を復習すること。(180分) 【事後学習】理解が不十分であった問題を,教科書および板書ノートを用いて復習すること。(60分) |
第8回 | 仮想仕事の原理(1):誘導と証明,トラスの変位の計算 【事前学習】教科書第7章(7.4.1~7.4.3)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第9回 | 仮想仕事の原理(2):静定ラーメンの変位の計算 【事前学習】教科書第7章(7.4.4)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第10回 | 仮想仕事の原理(3):温度差,製作誤差による変形の計算 【事前学習】教科書第7章(7.4.5)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第11回 | 不静定構造の解き方(1):基本的な不静定構造.静定基本系. 【事前学習】教科書第8章(8.1)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第12回 | 不静定構造の解き方(2):仮想仕事の原理による解き方. 【事前学習】教科書第8章(8.2, 8.3)を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第13回 | 内的不静定構造の解き方:最小仕事の原理 【事前学習】教科書第8章(8.4を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第14回 | 影響線とミューラーブレスロウの定理(カイネマチック法)(1) 【事前学習】教科書第2章(2.8)および事前に配布する資料を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
第15回 | 影響線とミューラーブレスロウの定理(カイネマチック法)(2) 【事前学習】教科書第2章(2.8)および事前に配布する資料を読んで理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(120分) 【事後学習】板書内容と教科書を照らし合わせ,講義の内容を復習すること。理解が不十分な箇所は質問できるようまとめておくこと。(120分) |
その他
教科書 |
野村卓史 『構造力学』 コロナ社 2011年
講義の説明を補うのに最適です.
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参考書 |
竹間弘,樫山和男 『構造力学の基礎』 日新出版
講義の内容,レベルと同等のテキストです.演習問題を解くと実力が増します.
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成績評価の方法 及び基準 |
中間試験(約40%),定期試験(約60%)の結果で評価する.特別な理由なく中間試験を欠席した場合,および授業の出席状況が不良の場合は不合格とする. |
質問への対応 | 並行設置している「構造力学演習」は直前の講義内容を理解することを目的としているので,講義に関する質問も演習時間中に大いにして下さい. |
研究室又は 連絡先 |
タワー・スコラ10階 S1026号室,hasebe.hiroshi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 16:40 ~ 17:40
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学生への メッセージ |
構造力学I は,理論を理解するだけでなく実際に問題を確実に解けることが重要です.そのために授業と演習を協調させています.際に問題に取り組むことが,逆に理論の理解にもつながります.演習で出題された問題だけでなく,教科書等の問題をできるだけ多く解き,短時間で正確に問題を解く訓練をして下さい.構造力学は,就職試験,公務員試験,大学院入学試験等で必ず出題される科目です.多くの問題を解くことは,構造物の力学的特徴を身に付けることにも役立ちます. |