2019年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 測量学Ⅰ | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 羽柴 秀樹 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | A33B |
クラス | B組後半、C組 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 土木事業は、まず企画され、次いで、調査、実施設計、施工等を経て一般に供用され、さら に維持管理される。測量はそのすべての段階に於いて密接に関係している.測量学Ⅰでは、幾何学の基礎を学ぶことによって理解される土木技術者として必要な測量の基礎的知識を習得し、新しい技術利用についても知識を得ることができる。加えて、数理統計学の基礎を学ぶことによって理解される測定値の取り扱いや測定誤差の処理の基本的事項を修得することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義では、土木事業全般にわたって測量がどのように実際に行われ、どのように必要とされ ているか、その実用されている状況などの紹介を加えながら測量の基本事項の説明を行う。また、測定値と誤差の数学的な取り扱いの基本事項を習得するため演習を適時加える。講義では、主にプリント、黒板書を利用し講義を進めるが、適時プロジェクターなどを利用し実例などを直感的に理解できるよう工夫する予定である。測量実習Ⅰの内容とほぼ並行して授業を進める。 |
履修条件 | 測量実習Ⅰと同時履修 |
授業計画
第1回 | 測量学についての概説講義 測量学Ⅰの全体構成の概説を行う。特に土木工学の中での測量学の位置づけを行う。 事後学習:講義資料を自ら再整理して理解を深める(120分) |
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第2回 | 実務における測量技術と空間情報に関する新技術 土木の分野で行われている実務的な測量技術や、新技術(GPS、GIS,リモートセンシ グ、数値地図、UAV(ドローン技術など)を紹介し空間情報の概説を行う。 事前学習:講義内容に記載されているキーワードを中心に予習しておくこと(120分) 事後学習:講義内容の理解を深めるとともにキーワードについてさらに調べる(120分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
第3回 | 距離測量(1) 測量の基礎事項である直接距離測量の方法(水平距離、斜距離)について説明する。座標 および図法の基礎についての数学的手法を学ぶことで理解される。 事前学習:講義内容に記載されているキーワードを中心に予習しておくこと(120分) 事後学習:講義内容の整理を行い、講義ポイントを自ら再整理する(120分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
第4回 | 距離測量(2) 直接距離測定の詳細説明を行い、さらに、タイライン法、支距測量について説明する。 座標および図法の基礎についての数学的手法を学ぶことで理解される。 事前学習:講義内容に記載されているキーワードを中心に予習しておくこと(120分) 事後学習:講義内容の整理を行い、講義ポイントを自ら再整理する(120分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
第5回 | 角測量(1) 測量の基礎事項である角度の単位の取り扱いについて数学的に学ぶ。また、水平角の単角 法による測定方法を学ぶ。円周率および,弧度法、角度の単位系の取り扱いについての数学 的手法を学ぶことで理解される。 事前学習:講義内容に記載されているキーワードを中心に予習しておくこと(120分) 事後学習:講義内容の整理を行い、講義ポイントを自ら再整理する(120分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
第6回 | 角測量(2) 角測定について詳細説明を行い、倍測法、方向法および鉛直角の測定方法について説明す る。円周率および弧度法、角度の単位系の取り扱いについての数学的手法を学ぶことで理 解される。 事前学習:講義内容に記載されているキーワードを中心に予習しておくこと(120分) 事後学習:講義内容の整理を行い、講義ポイントを自ら再整理する(120分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
第7回 | トラバース測量(1) 距離測量と角測量からなるトラバース測量について基本的な考え方を説明する。三角法 および平面直角座標および座標変換の概念などの数学的手法を学ぶことで理解される。 事前学習:講義内容に記載されているキーワードを中心に予習しておくこと(120分) 事後学習:講義内容の整理を行い、講義ポイントを自ら再整理する(120分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
第8回 | トラバース測量(2) トラバース測量について、計算方法および図紙上への展開方法について説明する。三角法 および平面直角座標および座標変換の概念などの数学的手法を学ぶことで理解される。 事前学習:講義内容に記載されているキーワードを中心に予習しておくこと(120分) 事後学習:講義内容の整理を行い、講義ポイントを自ら再整理する(120分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
第9回 | 中間テストおよび解答解説 事前学習:これまでの講義内容を自ら整理し理解を深める(120分) 事後学習:試験での理解不足点等を自ら理解を深める(120分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
第10回 | 平板測量(1) 地形図や種々の地図の作成に必要となる平板測量について概要を説明する。また、平板を 用いた各種測定方法(放射法、前方交会法、後方交会法等)を学ぶ。三角法に加え平面座 標、座標変換および図法の基礎的内容などの数学的手法を学ぶことで理解される。 事前学習:講義内容に記載されているキーワードを中心に予習しておくこと(120分) 事後学習:講義内容の整理を行い、講義ポイントを自ら再整理する(120分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
第11回 | 平板測量(2) 平板測量での各種測定手法(アリダードによる間接距離測定、高低差の測定方法等)の詳 細な説明を行う。三角法に加え平面座標、座標変換の概念および図法の基礎的内容などの 数学的手法を学ぶことで理解される。 事前学習:講義内容に記載されているキーワードを中心に予習しておくこと(120分) 事後学習:講義内容の整理を行い、講義ポイントを自ら再整理する(120分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
第12回 | 測量の誤差(1) 測定値の計算処理の概説を行い、測定誤差の性質を整理する(演習を含む)。三角法およ び数理統計処理の基礎的数学手法を学ぶことで理解される。 事前学習:講義内容に記載されているキーワードを中心に予習しておくこと(120分) 事後学習:講義内容の整理を行い、演習問題を繰り返し演習する(120分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
第13回 | 測量の誤差(2) 測定値の平均値、最確値、誤差の表示について説明する。(演習を含む)。 三角法および数理統計処理の基礎的数学手法を学ぶことで理解される。 事前学習:講義内容に記載されているキーワードを中心に予習しておくこと(120分) 事後学習:講義内容の整理を行い、演習問題を繰り返し演習する(120分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
第14回 | 測量の誤差(3) 測定値の誤差の表示、誤差の伝播について説明する。(演習を含む)。 三角法および数理統計処理の基礎的数学手法を学ぶことで理解される。 事前学習:講義内容に記載されているキーワードを中心に予習しておくこと(120分) 事後学習:講義内容の整理を行い、演習問題を繰り返し演習する(120分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
第15回 | 全体のまとめ 測量学Ⅰの全体を再整理し、理解を深める。 事前学習:各講義のキーワード・内容を改めて再整理しておくこと(180分) 事後学習:講義内容の整理を行い、理解を確認・深める(180分) 前回作成レポートについて、評価を全体整理したうえで、要点を講義中に指導する。 |
その他
教科書 |
教科書を使用する(ガイダンス時に説明を加える)。また、必要に応じてプリントを配布する。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験 50 %、中間テスト30% 授業中に作成するレポート等 20% |
質問への対応 | 基本的に授業中に受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
・船橋校舎:測量実習センター1階準備室 電話:0474-69-5486 (月、木 9:00~18:00 水 12:00~13:00) ・駿河台校舎: タワー・スコラ11階1105室。 研究室電話:03-3259-0669 ・e-mail: hashiba.hideki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:10 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
測量学は土木工学の中での基礎的な内容の学問であり、土木分野において建設や管理など実 務上必要となる事項がほとんどです。積極的な姿勢を大切にしてください。 |