2019年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
| 科目名 | 砂防防災工学 | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
| 担当者 | 石塚 忠範 | 履修期 | 後期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
| 校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A35Q |
| クラス | |||
| ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
| 履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
概要
| 学修到達目標 | 土砂災害を防止、軽減するための対策である「砂防」について、工学的な知識に加えて、土砂災害対策に関する行政施策の観点からも学習を行う。土石流、地すべり、がけ崩れ等の現象と対策について基本的知識を修得するとともに、土砂災害に関するソフト対策、各種施策等について理解する。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを用いた講義を基本として、特別講師による講義、グループ討論も取り入れながら授業を進める。また、授業内容に関連して、国土交通省が施工する工事の現場見学を予定している。 |
| 履修条件 | 土砂災害とその対策について、学習意欲、興味を有していること。 |
授業計画
| 第1回 | ガイダンス： 土砂災害の概要／最近の災害事例／砂防の概要 予習：講義資料の事前学習。（120分） 復習：講義内容の復習。（120分） |
|---|---|
| 第2回 | 日本の国土条件と土砂災害： 日本の国土条件／土砂災害と地形／インフラ政策の概要 予習：講義資料の事前学習。（120分） 復習：講義内容の復習。（120分） |
| 第3回 | 砂防（１）： 水系砂防と土石流対策／土砂生産調査／土砂流出調査 予習：講義資料の事前学習。（120分） 復習：講義内容の復習。（120分） |
| 第4回 | 砂防（２）： 砂防堰堤の種類と機能／土石流対策計画／砂防堰堤の安定計算 予習：講義資料の事前学習。（120分） 復習：講義内容の復習。（120分） |
| 第5回 | 砂防（３） 水系砂防計画／山腹工 予習：講義資料の事前学習。（120分） 復習：課題レポート作成。（120分） |
| 第6回 | 特別講義： 水理模型実験を用いた砂防施設の設計方法（農学博士阿部宗平氏による講義） 予習：講義資料の事前学習。（120分） 復習：講義内容の復習。（120分） |
| 第7回 | 地すべり・がけ崩れ（１）： 地すべり防止法・急傾斜地法／地すべり地形と分類／地すべり調査・計画 予習：講義資料の事前学習。（120分） 復習：講義内容の復習。（120分） |
| 第8回 | 地すべり・がけ崩れ（２）： 地すべり対策工／急傾斜地崩壊対策 予習：講義資料の事前学習。（120分） 復習：課題レポート作成。（120分） |
| 第9回 | 砂防の歴史と変遷： 国土の荒廃と砂防法／砂防行政の変遷 予習：講義資料の事前学習。（120分） 復習：課題レポート作成。（120分） |
| 第10回 | ソフト対策（１） 土砂災害防止法／土砂災害警戒情報／土砂災害警戒避難の課題 予習：講義資料の事前学習。（120分） 復習：課題レポート作成（１）。（120分） |
| 第11回 | ソフト対策（２） 平成30年７月豪雨で明らかになった課題のグループ討論 予習：グループ討論の準備。（120分） 復習：課題レポート作成（２）。（120分） |
| 第12回 | 大規模土砂災害対策（１） 深層崩壊／天然ダムへの対応／同時輻輳災害への対応 予習：講義資料の事前学習。（120分） 復習：講義内容の復習。（120分） |
| 第13回 | 大規模土砂災害対策（２） 火山噴火に伴う土砂災害／降灰に起因する土石流／火山噴火緊急減災計画 予習：講義資料の事前学習。（120分） 復習：課題レポート作成。（120分） |
| 第14回 | 国土交通省が進めるインフラ政策： ＩＣＴ／インフラメンテナンス／生産性革命／グリーンインフラ 予習：講義資料の事前学習。（120分） 復習：講義内容の復習。（120分） |
| 第15回 | 理解度確認試験： 試験と試験内容の解説 予習：第14回までの講義内容の整理。（120分） 復習：試験内容の復習。（120分） |
その他
| 教科書 |
授業で使用するパワーポイントを、事前にＣＳＴポータルに掲示。
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| 参考書 |
国土交通省水管理・国土保全局：河川砂防技術基準
http://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/gijutsu/gijutsukijunn/index2.html
南哲行・小山内信智編著：現代砂防学概論、古今書院、2014
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| 成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験、課題レポートの提出状況を総合評価する。 |
| 質問への対応 | 授業時間内もしくは授業終了後。 |
| 研究室又は 連絡先 |
授業時に周知する。 |
| オフィスアワー | |
| 学生への メッセージ |
日本は、地形地質、気象など、土砂災害が起こり易い国土条件を有しています。平成３０年は、７月豪雨災害、北海道胆振東部地震など、各地で甚大な被害が発生しました。国土交通省の担当官が、現場の最前線での経験をもとに、幅広い観点から解説します。 |