2019年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | コンクリート工学 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 梅村・佐藤 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜1 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A51M A52N |
クラス | 1組 、 2組 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | この授業は,土木構造物建造に使用される主な材料であるコンクリートと最近の新素材,新材料についての設計,施工の要求品質をもとにそれぞれの物理的性質,工学的性質の理解を深めることを目的とする。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
授業方法は,教科書を中心に,黒板・パワーポイントスライドを利用して補足説明を行い,適宜,理解を深めるため小試験を実施する。 |
履修条件 | 特になし |
授業計画
第1回 | 【事前学習】テキスト5-8ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】学習目的,授業方法,授業計画,成績評価基準等の説明 ・セメントコンクリートの歴史 ・コンクリート構造物の種類 鉄筋コンクリート,鉄骨・鉄筋コンクリート,プレストレストコンクリート,無筋コンクリート 【事後学習】次回の小テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
---|---|
第2回 | 【事前学習】テキスト6-13ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】コンクリートを構成する主要な材料 ・ポルトランドセメントの製造方法 ・普通ポルトランドセメントの特徴 ・上記材料を使用したコンクリートの特徴 【事後学習】次回の小テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第3回 | 【事前学習】テキスト6-12ページ、18ページ、71-72ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】コンクリートを構成する主要な材料 ・普通ポルトランドセメント以外のポルトランドセメントの特徴 ・上記材料を使用したコンクリートの特徴 【事後学習】次回の小テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第4回 | 【事前学習】テキスト18-21ページ、36-37ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】コンクリートを構成する主要な材料 ・混合セメント,混和材の種類と特徴 ・上記材料を使用したコンクリートの特徴 【事後学習】次回の小テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第5回 | 【事前学習】テキスト14-18ページ、66-67ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】コンクリートを構成する主要な材料 ・練混ぜ水,化学混和剤,骨材の特徴 ・上記材料を使用したコンクリートの特徴 【事後学習】次回の小テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第6回 | 【事前学習】テキスト24-31ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】フレッシュコンクリートの性質 ・コンクリートのワーカビリティー,コンシステンシー,プラスティシティー 【事後学習】次回の小テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第7回 | 【事前学習】テキスト32-38ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】硬化コンクリートの性質 ・コンクリートの強度,弾性係数,乾燥収縮,クリープ,水密性 【事後学習】次回の小テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第8回 | 【事前学習】テキスト21-24ページ、39-47ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】コンクリート構造物の補強材 ・鉄筋,PC鋼材,構造用鋼材の特徴 コンクリート構造物の施工(1) ・鉄筋加工・配筋,型枠・支保工の特徴 【事後学習】次回の小テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第9回 | 【事前学習】テキスト47-52ページ、58-63ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】コンクリート構造物の施工(2) ・フレッシュコンクリートの製造,運搬,打込み,締固め,仕上げ,養生,脱型 コンクリートの品質管理と検査 品質管理と検査の基本的考え方/品質管理と検査 【事後学習】次回の小テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第10回 | 【事前学習】テキスト53-58ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】コンクリートの配合設計 ・配合設計の基本的考え方 【事後学習】次回の配合設計の演習に向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第11回 | 【事前学習】第10回の内容を理解し、配合設計ができるようになっておくこと。(120分) 【講義内容】コンクリート配合設計計算演習 ・第10回の内容を踏まえ、試験形式で実習を実施 【事後学習】次回の小テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第12回 | 【事前学習】テキスト70-85ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】特殊コンクリートとプレキャストコンクリート ・環境負荷低減型コンクリート,生物対応型コンクリート,マスコンクリート,流動化コンクリート,高流動コンクリート,高強度コンクリート,水中コンクリート,プレパックドコンクリート,水中不分離性コンクリート,水密コンクリート,転圧コンクリート,繊維補強コンクリート 【事後学習】次回の小テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第13回 | 【事前学習】テキスト63-70ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】コンクリートの耐久性 ・コンクリート構造物の環境条件と劣化について ・コンクリートの劣化反応と診断、補修(中性化、塩害) 【事後学習】次回の小テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第14回 | 【事前学習】テキスト63-70ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】コンクリートの耐久性 ・コンクリートの劣化反応と診断、補修(アルカリ骨材反応、凍害、耐薬品性、その他) 【事後学習】次回の小テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第15回 | 【事前学習】テキスト第1章を復習して理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 【講義内容】重要専門用語の復習 ・期末試験に向けての復習講義 【事後学習】期末テストに向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
その他
教科書 |
原田 宏 『コンストラクションマテリアル』 鹿島出版会 2012年 第1版
加藤佳孝・伊与田岳史・渡部正・梅村靖弘 『鉄筋コンクリートの材料と施工』 鹿島出版会 2012年 第1版
・「コンストラクションマテリアル」と「鉄筋コンクリートの材料と施工」の2冊を使って授業を行う。※シラバスは、「コンストラクションマテリアル」のページで表しているので、「鉄筋コンクリートの材料と施工」の該当項目も事前学習、事後学習で使用すること。
・「コンストラクションマテリアル」建設材料で使用した教科書を引続き使用する。
・「鉄筋コンクリートの材料と施工」本教科書は後期のビジュアルスタディコンクリートでも引き続き使用する。
|
---|---|
参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験(85%),配合設計演習(10%),授業の翌週に実施する小試験(5%)の結果を総合評価して行う。 |
質問への対応 | 授業後または電子メールで対応。 オフィスアワーで対応。 |
研究室又は 連絡先 |
梅村研究室:タワースコラ10階S1032室 E-mail:umemura.yasuhiro@nihon-u.ac.jp 佐藤研究室:タワースコラ10階S1025室 E-mail:satou.masaki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:40 ~ 13:40
金曜 駿河台 14:50 ~ 16:30
|
学生への メッセージ |
コンクリート構造物の維持管理は益々重要になってきています。コンクリートの耐久性は施工の良否が大きく関係することから,授業ではコンクリートの特性と施工管理で重要な点を関連付けて解説します。施工現場をイメージし易くするためビジュアルスタディコンクリートを同時に履修することを推奨します。 |