2019年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 景観工学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 鈴木・江守・新堀 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B13A |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目はカリキュラムの中での位置づけは、社会基盤施設の講義の設計行為の中で如何にその美しさを含めたエンジニアとして自負できるものも作り上げるかという基本的な概念を習得する事にある。土木の分野で、土木構造物やそれで構成される空間の美しさ、快適性、アメニティ等が重視されるようになり、景観という観点からのものの見方が重要になってきている。 景観の基礎的な知識の修得とともに、景観的なものの見方を修得することが、本講義のねらいである。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、以下を満たしている。 美しい都市・地域社会をデザインする総合力を身につけること(Gデザイン・総合力)を主たる目標とする。そのために、なぜそのような計画設計整備を技術者として担わなければいけないかを理解する(B技術者倫理)とともに、わが国を含めた社会の歴史・文化から要求される景観整備を理解する(H歴史・文化・環境を生かす実践能力)。また、これらの計画設計に必要な景観にかかわる基本的な専門知識を身につける(D専門応用学力)ことを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
配布資料と PPTによって講義を進める. レポート等のフィードバックは授業のまとめの回の授業内に行います. |
履修条件 | 専門教育科目・必修 |
授業計画
第1回 | 景観の概念1 景観工学とは、景観という現象とデザイン 【事前学習】ポータルに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと(120分) 【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと(120分) |
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第2回 | 景観の概念2 公共施設のデザイン デザインの方法、デザインの要素 (課題レポートの出題:現地調査およびレポート作成時間600分) 【事前学習】ポータルに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと(120分) 【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと(120分) |
第3回 | 景観の計画的捉え方 景観の類型、景観把握モデル、景観の変化 等 【事前学習】ポータルに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと(120分) 【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと(120分) |
第4回 | 景観の分析1 可視・不可視、視知覚特性、視距離、仰角・俯角、見えの大きさと形、色彩、きめ 等 【事前学習】ポータルに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと(120分) 【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと(120分) |
第5回 | 景観の分析2 ゲシュタルト、錯視と奥行,景観の予測と評価 等 【事前学習】ポータルに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと(120分) 【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと(120分) |
第6回 | 社会基盤施設別の景観 水辺の景観1 河川景観整備の変遷、川らしさとデザイン 等第2課題の出題 、橋梁デザインの実際 1章 橋梁デザインとは? p1~p8 【事前学習】P1~P8をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) |
第7回 | 社会基盤施設別の景観 水辺の景観2 水辺に求められる要件、まちと川との関係,ダムの景観等、橋梁デザインの実際 3章 ロべ―ル・マイヤールの構造デザインと設計思想 p37~p61 【事前学習】P37~61をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) |
第8回 | 社会基盤施設別の景観 道の景観1 街路景観と道路景観、街路の格、街路のプロポーション 等、4章 ドイツアウトバーンの初期設計思想と橋梁景観論p62~p80 【事前学習】P62~P80をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) |
第9回 | 社会基盤施設別の景観 道の景観2 道路線形、道路構造と景観、5章 橋梁に 対する一般生活者の感じ方と構造原理p81~p94 【事前学習】P81~P94をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) |
第10回 | 実務例)景観設計とデザイン実例1 広場・街路のデザイン 【事前学習】新堀先生に質問したい点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) |
第11回 | 社会基盤施設別の景観 都市の景観1 都市の成り立ちと景観、都市のイメージ,都市デザイン 等、6章 コンセプチュアルデザインと構造デザイン p95~p103 【事前学習】P95~P103をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) |
第12回 | 社会基盤施設別の景観 都市の景観2 日本の都市景観、景観まちづくり 等、7章 代官山人道橋のデザイン 【事前学習】P104~P125をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) |
第13回 | 実務例)景観設計とデザイン実例2 駅と駅前広場のデザイン 【事前学習】新堀先生に質問したい点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) |
第14回 | 授業のまとめ,景観工学と交通、AKIBA BRIDGEのデザイン p138~p160 【事前学習】P138 ~P160をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) |
第15回 | 理解度確認試験とその解説 【事前学習】P138 ~P160をよく読み、わからない点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノート(授業での解説)と教科書を読み返し,重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと。(120分) |
その他
教科書 |
篠原修編 景観デザイン研究会著 『景観用語事典』 彰国社 1998年
鈴木 圭 『橋梁デザインの実際』 コロナ社 2018年
景観用語辞典と橋梁デザインの実際は、授業だけではなく、将来も参考にする事例が多いため
そばに置いておくことを、希望します。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
レポート(30%)および理解度確認試験(70%) |
質問への対応 | 授業の終わり、または、鈴木先生、江守先生の研究室のオフィスアワーおいて、質問に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
問い合わせは 江守准教授:空間情報研究室(7号館2階7212室)emori.hisashi@nihon-u.ac.jp・047-469-8417 鈴木教授:構造デザイン研究室(7号館1階7110室) suzauki.kei@nihon-u.ac.jp・047-469-5241 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
景観工学は、幅広い知識と経験が必要な学問ですが、1年生の皆さんに、どのようにそれぞれの風景に会う、美しい構造物をデザインするのか、実際のデザイン通じて、体得して頂きます。 |