2019年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 建設材料Ⅱ | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 山中 光一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B13D |
クラス | E | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、道路建設に伴う舗装材料について基礎的な知識を習得することです。 この授業では、主としてアスファルトの特徴、性質、利用方法、並びに舗装を構成する各種材料等について具体的に説明できる力を養います。 本科目は、交通システム工学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
アスファルトの物理化学的および力学的性質やアスファルト混合物用骨材の性質、舗装を構成する路盤・路床材料の特徴について授業を進めます。 講義はパワーポイントと板書を併用し行います。 なお、各回において提出するレポートは、授業内容についてまとめたものであり、特段の解説は要しないが、重要な点については次回の授業で補足する。 |
履修条件 | 専門教育科目、エンジニアリングコース、社会基盤系群。 建設材料Ⅰを修得しているのが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 瀝青(アスファルト)の定義と化学的・物質的特徴(下川) 【事前学習】石油アスファルトの製造方法、基本的性質、使用方法について参考図書及び図書館にて予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。(120分) |
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第2回 | アスファルトの用途と性能(下川) 【事前学習】アスファルトの用途と規格・試験について参考図書及び図書館にて予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。(120分) |
第3回 | 舗装材としてのアスファルトとその特徴(下川) 【事前学習】舗装の役割とアスファルトの特徴について参考図書及び図書館にて予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。(120分) |
第4回 | アスファルトの物理的・力学的性質(1)(下川) ・物理的性質 ・温度とアスファルトの性状 【事前学習】アスファルトの物理的性質、粘度・感温性に代表される温度とアスファルトの性状ついて参考図書及び図書館にて予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。(120分) |
第5回 | アスファルトの物理的・力学的性質(2)(山中) ・レオロジーとは/レオロジーダイヤグラム/応力緩和/クリープ ・粘弾性モデル/マックスウェルモデル/フォークトモデル 【事前学習】アスファルトの力学特性に関わるレオロジー、応力緩和、クリープについて、建設材料Ⅰで学習した内容の復習および参考図書を図書館にて予習をすること。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分理解しておくこと。(120分) |
第6回 | アスファルト合材プラントの見学(下川・山中) 【事前学習】アスファルト合材プラントの見学にあたり,これまでの授業内容とともにHP等で概要を事前学習しておくこと(120分) 【事後学習】アスファルト合材プラントの見学により知り得た内容と感想を見学レポートとして取りまとめること。(120分) |
第7回 | アスファルト乳剤工場の見学(下川・山中) 【事前学習】アスファルト乳剤工場の見学にあたり,これまでの授業内容とともにHP等で概要を事前学習しておくこと(120分) 【事後学習】アスファルト乳剤工場の見学により知り得た内容と感想を見学レポートとして取りまとめること。(120分) |
第8回 | 確認試験と解説(下川・山中) 【事前学習】確認試験にあたり,これまでの授業内容を事前学習しておくこと(120分) 【事後学習】確認試験の解説を十分復習しておくこと。(120分) |
第9回 | アスファルト混合物用骨材(山中) 【事前学習】アスファルト混合物で使用する骨材の種類やその特徴について、参考図書および図書館にて予習をしておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第10回 | アスファルト混合物、路盤・路床材(山中) 【事前学習】アスファルト混合物、路盤・路床材の特徴や役割について、参考図書および図書館にて予習をしておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第11回 | 路盤・路床材の安定処理(山中) 【事前学習】安定処理の概略および路盤および路床の安定処理方法について、参考図書および図書館にて予習をしておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第12回 | 路盤・路床材の構築(山中) 【事前学習】路盤・路床の締固め方法および第11回講義で挙げた安定処理工法の詳細について、参考図書および図書館にて予習をしておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第13回 | 安定処理した路盤・路床材の載荷試験(山中) 【事前学習】材料の力学特性(剛性、靭性等)について、参考図書および図書館にて予習をしておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第14回 | 復習およびまとめ(下川・山中) 【事前学習】これまでの授業内容を事前学習しておくこと(120分) 【事後学習】授業内容を十分復習しておくこと。(120分) |
第15回 | 平常試験とその解説(下川・山中) 【事前学習】平常試験にあたり,これまでの授業内容を事前学習しておくこと(120分) 【事後学習】平常試験の解説を十分復習しておくこと。(120分) |
その他
教科書 |
教科書は用いません。必要に応じてプリントを配布し説明します。
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参考書 |
戸川一夫 編著 『建設材料(第2版)』 森北出版 2012年 第2版
建設材料Ⅰで用いた教科書を参考図書とします。
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成績評価の方法 及び基準 |
・平常試験(70%)および課題レポート・確認試験(30%)とし、GPA制度の基準にしたがって合否および優劣を総合評価する。 ・出席が80%未満の場合は、原則として平常試験の採点対象としない(正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可)。 |
質問への対応 | 質問等は下記の研究室およびオフィスアワーにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
下川:道路マネジメント研究室(7111号室) 山中:地盤工学研究室(717号室) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:30 ~ 13:00 下川
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 下川
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 山中
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00 山中
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学生への メッセージ |
舗装材料実験を併せて受講することで、アスファルト混合物の材料特性について、より深い理解が得られます。 |