2019年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 河川流域工学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 伊東・山本 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B14E |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 河川および流域(都市を含む流域圏)の諸課題について、日本のみならず世界的視野で理解し、国土と河川・流域計画や、これからの河川及び流域圏と都市の再生やマネジメント等について基本的な事項を習得します。 本科目は、社会交通工学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照」のうち、G[デザイン・総合能力]の達成に主体的に関与する重要な科目です。また、D「専門応用力」、H「歴史・文化・環境を生かす実践能力」の達成に補足的に関与する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
本講義では,河川と地形学,河川水文学、治水、河川構造物、河川の自然環境保全、河川と都市景観など多面的に学習し、今後の河川整備やマネジメント、流域圏の景観保全・形成、生態系や生態系サービスの保全に向けた取り組みや保全制度等について世界的な視野で講義し学習します。 |
履修条件 | 河川に関わる水理学、都市計画、環境工学、生態学の基礎についての履修をしていると理解が深まる。 専門教育科目、両コース共通、社会・環境系群。 |
授業計画
第1回 | シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。我が国の河川改修の変遷と河川との関わり(山本) [事前学習]河川流域と地形学について授業ノートや参考書にて調べておくこと。(120分) [事後学習]河川の目的、釜無川の信玄堤、利根川の東遷、荒川の西遷、直近の河川氾濫等を整理し、よく理解すること。(120分) |
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第2回 | 河川流域と地形学(山本) [事前学習]河川水文学について授業ノートや参考書にて調べておくこと。(120分) [事後学習]河川と水系、河川の作用と地形、我が国の河川の特徴等を整理し、よく理解すること。(120分) |
第3回 | 河川水文学(山本) [事前学習]河川洪水防御計画および治水対策について授業ノートや参考書にて調べておくこと。(120分) [事後学習]我が国の降水量の特徴、水の循環、流出現象、流出量解析法等を整理し、よく理解すること。(120分) |
第4回 | 河川洪水防御計画および治水対策その1(山本) [事前学習]河川洪水防御計画および治水対策について授業ノートや参考書にて調べておくこと。(120分) [事後学習]基本高水と計画高水の決定、確率水文量の解析方法等を整理し、よく理解すること。(120分) |
第5回 | 河川洪水防御計画および治水対策その2(山本) [事前学習]河川構造物および河川工事について授業ノートや参考書にて調べておくこと(120分) [事後学習]総合治水の考え方とその手法、水害危機管理等を整理し、よく理解すること(120分) |
第6回 | 河川構造物および河川工事(山本) [事前学習]河川構造物および河川工事について授業ノートや参考書にて調べておくこと。(120分) [事後学習]堤防・護岸他の河川管理施設、最近の堤防強化工事、水位・流量観測等を整理し、よく理解すること。(120分) |
第7回 | 河川空間の再構築(1)生態系に配慮した川づくり(伊東) [事前学習]インターネットや文献を基に生態系に配慮した川づくりについて予習すること(120分) [事後学習]講義内容について自分で整理し重要事項について復習すること(120分) |
第8回 | 河川空間の再構築(2)生態系に配慮した川づくり(伊東) [事前学習]インターネットや文献を基に生態系に配慮した川づくりについて予習すること(120分) [事後学習]講義内容について自分で整理し重要事項について復習すること(120分) |
第9回 | 河川空間の再構築(3)水辺と都市の景観(伊東) [事前学習]インターネットや文献を基に水辺と都市の景観について予習すること(120分) [事後学習]講義内容について自分で整理し重要事項について復習すること(120分) |
第10回 | 米国の流域における環境保全システム(1)(伊東) [事前学習]インターネットや文献を基に米国の流域における環境保全について予習すること(120分) [事後学習]講義内容について自分で整理し重要事項について復習すること(120分) |
第11回 | 米国の流域における環境保全システム(2)(伊東) [事前学習]インターネットや文献を基に米国の流域における環境保全について予習すること(120分) [事後学習]講義内容について自分で整理し重要事項について復習すること(120分) |
第12回 | 自然と共生する流域圏・都市(1)国内外における生態系サービスの保全(伊東) [事前学習]インターネットや文献を基に生態系サービスについて予習すること(120分) [事後学習]講義内容について自分で整理し重要事項について復習すること(120分) |
第13回 | 河川管理・維持とこれからの河川づくり(山本) またレポート等のフィードバックを授業時間内に行う [事前学習]河川法、砂防法、水防法、土砂災害防止法、多自然型河川工法、ワンド等について授業ノートや参考書にて調べておくこと。(120分) [事後学習]河川法、砂防法、水防法、土砂災害防止法、多自然型河川工法、ワンド等を整理し、よく理解すること(120分) |
第14回 | 自然と共生する流域圏・都市(2)国内外における生態系サービスの保全(伊東) またレポート等のフィードバックを授業時間内に行う [事前学習]インターネットや文献を基に国内外の生態系サービスについて予習すること(120分) [事後学習]講義内容について自分で整理し重要事項について復習すること(120分) |
第15回 | 平常試験及びその解説(伊東) [事後学習]これまでの講義内容や試験の解説を踏まえ、自分で重要事項について復習すること(120分) |
その他
教科書 | |
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参考書 |
林希一郎(編著) 伊東英幸(共著) 『生物多様性・生態系と経済の基礎知識』 中央法規出版 2010年 第1版
馬奈木俊介編、地球環境戦略研究機関編、伊東英幸(共著) 『生物多様性の経済学―経済評価と制度分析』 昭和堂 2011年 第1版
玉井 信行 編/浅枝隆・鈴木篤・玉井信行・西川肇・安田実・青山定敬・朝香智仁 『大学土木 河川工学』 オーム社 1999年 第1版
より深く、専門的に河川、流域、自然、都市について学ぶ上での参考として紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
成績はレポート(30%)、定期試験(70%)で総合評価する。 |
質問への対応 | 伊東英幸(交通環境研究室 7号館3階738) |
研究室又は 連絡先 |
伊東英幸(交通環境研究室 7号館3階738) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:00 ~ 13:00 船橋校舎7号館738
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学生への メッセージ |
新しい視点で河川、流域、都市の問題とそれへの実践的な対応について、世界的な視野で講義をする。 |