2019年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
| 科目名 | 交通生理 ・心理学 | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
| 担当者 | 西田・矢野 | 履修期 | 後期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | B31G |
| クラス | |||
| ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
| 履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 | ||
概要
| 学修到達目標 | 運転者や運転行動に関する生理・心理学的諸問題について基礎的な知識を習得する。 交通事故防止、高齢運転者、道路社会といったテーマに関する諸問題について生理・心理学的観点から洞察し説明する力を身につける。 本科目は、学科の学習・教育到達目標Ａ～Ｉ（「学生生活のしおり」p.1）のうち、Ｄ「専門応用学力」の達成に主体的に関与する科目です。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
２名の講師（矢野・西田）が担当する。交通生理・心理学に関連する専門用語、理論や研究事例をパワーポイントと配付資料を使用して説明する。 |
| 履修条件 | 専門教育科目，両コース，交通計画系群 |
授業計画
| 第1回 | 運転者の知覚・認知・情報処理 知覚の情報処理について、基本的知識と概念について説明する。 【事前学習】心理学の概論書等で知覚・認知・情報処理などの用語の意味を調べておくこと。（120分） 【事後学習】授業で取り上げられた事項を復習し、自分なりに説明できるように整理しておくこと。（120分） |
|---|---|
| 第2回 | 運転中の知覚現象、注意の機能 運転中に発生する知覚現象とその運転への影響、運転中の注意機能の働きについて説明する。 【事前学習】配付資料を読んで授業の概要を把握し、興味のあることを調べておくこと。（120分） 【事後学習】授業で取り上げられた事項を復習し、自分なりに説明できるように整理しておくこと。（120分） |
| 第3回 | 有効視野、運転行動と注視特性 視覚の生理的機構と有効視野、有効視野に影響を与える諸要因、運転中の注視箇所や注視行動の特性について説明する。 【事前学習】配付資料を読んで授業の概要を把握し、興味のあることを調べておくこと。（120分） 【事後学習】授業で取り上げられた事項を復習し、自分なりに説明できるように整理しておくこと。（120分） |
| 第4回 | リスク知覚と行動 ハザード知覚、リスク知覚、リスクテイキング、リスク・ホメオスタシス理論について説明する。 【事前学習】配付資料を読んで授業の概要を把握し、興味のあることを調べておくこと。（120分） 【事後学習】授業で取り上げられた事項を復習し、自分なりに説明できるように整理しておくこと。（120分） |
| 第5回 | ヒューマンエラーとその防止策Ⅰ ヒューマンエラーの種類、発生原因について説明する。 【事前学習】配付資料を読んで授業の概要を把握し、興味のあることを調べておくこと。（120分） 【事後学習】授業で取り上げられた事項を復習し、自分なりに説明できるように整理しておくこと。（120分） |
| 第6回 | ヒューマンエラーとその防止策Ⅱ ヒューマンエラーの防止策について説明する。 【事前学習】配付資料を読んで授業の概要を把握し、興味のあることを調べておくこと。（120分） 【事後学習】授業で取り上げられた事項を復習し、自分なりに説明できるように整理しておくこと。（120分） |
| 第7回 | 高齢者の心理特性と交通行動 加齢の心理的生理的影響、高齢運転者に関する諸問題を説明する。 【事前学習】配付資料を読んで授業の概要を把握し、興味のあることを調べておくこと。（120分） 【事後学習】授業で取り上げられた事項を復習し、自分なりに説明できるように整理しておくこと。（120分） |
| 第8回 | 交通社会の問題と心理学Ⅰ 渋滞、違法駐車・駐輪、交通公害等諸問題を社会的ジレンマや計画的行動理論など心理学的な概念・理論で捉え説明する。 【事前学習】配付資料を読んで授業の概要を把握し、興味のあることを調べておくこと。（120分） 【事後学習】授業で取り上げられた事項を復習し、自分なりに説明できるように整理しておくこと。（120分） |
| 第9回 | 交通社会の問題と心理学Ⅱ 心理学的な知見や理論から社会的ジレンマが関わる交通諸問題の解決方法を検討する。 【事前学習】配付資料を読んで授業の概要を把握し、興味のあることを調べておくこと。（120分） 【事後学習】授業で取り上げられた事項を復習し、自分なりに説明できるように整理しておくこと。（120分） |
| 第10回 | 運転行動に関する諸理論 道路交通に関わる人間行動を説明するための交通行動モデルについて、データ分析結果等を利用して説明する。 【事前学習】事前に示す資料を読んで、授業内容の概要を把握しておくこと。（120分） 【事後学習】PPT等で示した授業内容及び配布資料を参考に、課題の内容を理解すること。（120分） |
| 第11回 | 運転に必要な能力 自動車の運転に必要な能力を車両や道路交通環境との関連づけて説明する。 【事前学習】事前に示す資料を読んで、授業内容の概要を把握しておくこと。（120分） 【事後学習】PPT等で示した授業内容及び配布資料を参考に、課題の内容を理解すること。（120分） |
| 第12回 | 運転適性と運転適性検査 運転能力の有無を示す運転適性という概念、及びそれを評価するための運転適性検査について説明する。 【事前学習】事前に示す資料を読んで、授業内容の概要を把握しておくこと。（120分） 【事後学習】PPT等で示した授業内容及び配布資料を参考に、課題の内容を理解すること。（120分） |
| 第13回 | 交通事故と心理・行動特性 交通事故と心理・行動特性の関係を交通事故データの分析結果に基づいて説明する。 【事前学習】事前に示す資料を読んで、授業内容の概要を把握しておくこと。（120分） 【事後学習】PPT等で示した授業内容及び配布資料を参考に、課題の内容を理解すること。（120分） |
| 第14回 | 人的要因からの交通事故防止対策 人的要因に関わる対策を含めた交通事故防止対策の考え方等を、実際の交通事例とともに紹介する。 【事前学習】事前に示す資料を読んで、授業内容の概要を把握しておくこと。（120分） 【事後学習】PPT等で示した授業内容及び配布資料を参考に、課題の内容を理解すること。（120分） |
| 第15回 | 平常試験及びその解説 平常試験を実施し、終了後に問題の解説を行う。 【事前学習】これまでの授業の内容を復習し、学習事項を整理しておくこと。（200分） 【事後学習】試験で不正解であった箇所など、理解不足であった点を配付資料等で確認しておくこと。（40分） |
その他
| 教科書 | |
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| 参考書 |
例．「交通心理学入門」（編著：石田敏郎・松浦常夫，企業開発センター交通問題研究室，2017）
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| 成績評価の方法 及び基準 |
成績は15回目の授業で実施する平常試験の得点（100%）によって評価する。なお、総出席回数が12回に満たない場合は平常試験の成績に関わらず単位を認定しないが、長期の入院など正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により特別に出席回数を12回とみなすことがある。その場合、追加課題の成績も考慮して総合的に成績を判定する。 |
| 質問への対応 | 授業終了後 |
| 研究室又は 連絡先 |
緊急連絡先：科学警察研究所（矢野：電話 04-7135-8001）、交通事故総合分析センター（西田：電話 03-5577-3981） |
| オフィスアワー | |
| 学生への メッセージ |
運転者や運転行動に関する基礎的な生理・心理学的事項を説明する。また、心理学的な諸概念・理論を用いて交通諸問題を考察する（矢野）。 実際の事例、事象を対象としたデータ分析結果とともに、実務に役立つようなデータ分析結果の理解、解釈の方法を紹介する（西田）。 |